子連れ離婚して母子家庭となると、育児について相談できるパートナーがいないので、シングルマザーが一人で悶々と悩んでしまうことってありますよね。
そんなときに「相談できる場所があるので、よかったら利用してくださいね」と市の職員さんから「家庭児童相談室」についての資料をいただきました。
私はまだ利用したことがありませんが、いざという時に相談できる場所があるのはありがたいと思いました。
私が住んでいる地域や全国の家庭児童相談室について、また児童相談所との違いについて調べてみたのでご紹介します。
Contents
家庭児童相談室とは?
家庭児童相談室というのは、0歳から18歳未満の子どもについて、いろいろな相談を受け付けてくれる場所です。
主な内容は
- 育児についての悩み
- 心身の発達などに関する悩み
- 家族関係についての悩み
- 福祉制度などの利用についての相談
などで、相談に乗ってもらえるだけでなく、必要な場合はもっと専門的な機関も紹介してもらえます。
各地の家庭児童相談室
自分が住んでいる地域や周辺の家庭児童相談室をネットで探しているときに、わかりやすいなと思ったページや紹介動画などがあったのでピックアップみました。
施設の呼び方は
- 家庭児童相談室
- 子ども・家庭相談コーナー
など微妙に違う場合もあるようです。
春日部市の家庭児童相談室
春日部市の家庭児童相談室について紹介している動画を見つけました。
このように相談員さんがどのような方なのか、相談室の雰囲気が事前にわかると行きやすくなりますね。
北九州市 ひとり親家庭の相談
北九州市のホームページに「子どもを持つ親のための相談窓口」というまとめのページがありました。
ひとり親家庭の相談、その他の相談と分けてあって見やすかったです。
http://www.ktq-kokoro.jp/consultation/section7
東京都のひとり親家庭・女性の相談窓口
こちらは「とうきょう福祉ナビゲーション」というサイトで見つけました。
ひとり親家庭・女性の相談窓口一覧です。
直接訪問しての相談以外にも、電話での相談を受け付けてくれるところも紹介されています。
http://www.fukunavi.or.jp/fukunavi/soudan2/000ichiran/005hitorioyajosei_ichiran.html
福岡市家庭児童相談室
福岡市のホームページ内、Q&Aコーナーで「ひとり親家庭のための相談窓口について知りたい」という質問に対する回答です。
福岡市は区ごとに家庭児童相談室が設置されています。
http://www.city.fukuoka.lg.jp/kodomo-mirai/k-katei/qa/FAQ2025_2.html
家庭児童相談室と児童相談所はどう違うの?
ところで、「家庭児童相談室」とテレビなどでよく耳にする「児童相談所」はどう違うのでしょうか?
家庭児童相談室とは先ほど説明したように、子どもについての相談を受け付けてくれる施設ですが、行政が独自で設置するもので、設置の義務はありません。
児童相談所というのは法律に基づいて、都道府県や政令指定都市に少なくとも1か所設置されている児童福祉の専門機関です。
児童相談所も18歳未満の子どものあらゆる相談に乗ってくれる機関なのですが、親の承諾がなくても子ども本人、学校の先生、近所の住民でも相談ができます。
市町村と連携をとって、子どもが抱えている問題や求めていること、置かれている状況などをきちんと把握し、その子どもや家庭にとっていちばん効果的な援助を行い、子どもを守るのが大きな目的です。
相談できる内容は大きく5つにわけられます。
養護に関する相談・・・父母の家出、死亡、離婚、入院などによる養育困難、被虐待児など。
保健に関する相談・・・未熟児、虚弱児、小児喘息など。
心身障害に関する相談・・・障害児、発達障害、重度の心身障害など。
非行に関する相談・・・虚言、家出、浪費癖、性的な逸脱、触法行為など。
育成に関する相談・・・性格や行動、不登校。Wikipediaを参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%90%E7%AB%A5%E7%9B%B8%E8%AB%87%E6%89%80
ニュースなどでよく聞くのは、「虐待されている子どもを守る」という役割ですよね。
最近では特に虐待の通報数が増えているとのことで、専門の職員を増やそうという動きがありますが、それなりに長い経験や知識が必要ですし、児童相談所の役割は虐待に関することだけではないので、個々の問題に丁寧に対応するのは難しい面もあると聞きます。
おわりに
家庭児童相談室は、18歳未満の子どもについて相談に乗ってくれる場所です。
無料で利用できますし、プライバシーも守られます。
子育ての悩みって同じ環境で育った兄弟でも全然違うし、本当に様々だなと感じています。
私も元夫との関係や、育児のことで悩んでいた時、第三者に話を聞いてもらったことでヒントを得られたということがありました。
相談できるパートナーがいない、何でも話せる友達がいないという場合は、一人で悩みすぎずに家庭児童相談室を利用してみるのも一つの方法です。
ぜひ、お住いの近くの家庭児童相談室を探してみてくださいね。