離婚協議書や公正証書が完成したら、次はいよいよ離婚届の提出です。
これから離婚するのに夫婦で話し合ったり、協力して作業を行ったり、はっきり言ってうんざり…と思ってしまう気持ちよくわかります。
でもここまでくればあと少しですから頑張りましょう!
離婚届の書き方は市役所で記入例ももらうし、ネット上にもたくさん情報があります。
私は事前に調べてきちんとやったつもりだったのに、それでもミスがありました。
ここでは子ども3人連れて離婚する場合の離婚届の書き方や、注意すべき点、私が実際にやってしまったミスについてお話します。
これから離婚届を提出する方へ参考になれば幸いです。
Contents
子ども3人連れて離婚する場合の離婚届の書き方
まずは離婚届の用紙を準備しましょう。
市役所の市民課などでもらうことができます。
こういう書類ってもらいにくいということを配慮しているのか、私が住んでいる場所の市役所では必要なものがすべて一つの封筒に入って、自由に取れるようにさりげなく置いてありました。
なので、誰にも話しかけることなくさりげなく持ってくることができました。
また失敗したときのための予備として、離婚届は2枚入っていました。
さすがですね!
その封筒の中にこのような記入例も入っていたので、これを見ながら記入していきました。
特に注意する点をピックアップしてお話しますが、「よくわからないな…」という部分は空欄のまま持って行ってその場で聞きながら書くのがベストです!
続き柄
続き柄の書き方で間違えやすいのがこれです。
〇二男 ×次男
〇二女 ×次女
漢数字の「二」を使うのが正しい書き方です。
未成年の子の氏名
ここの欄が小さい!
子どもが3人いて全員母であるあなたが引き取る場合は「妻が親権を行う子」の欄に小さい字で3人の子どもの氏名を書きます。
欄からはみ出さないように書くのが結構大変でした^^;
離婚届を提出するときに未成年の子どもの親権を決めておかなければ、離婚届は受理されません。
婚姻前の氏に戻る者の本籍
離婚すると決めたら
- 氏・・・婚姻前のに戻るのか、婚姻中のをそのまま使うか
- 戸籍・・・婚姻前のものに戻るのか、新しいものを作るのか
を決めなければなりません。
私の場合は国際結婚で夫婦別姓だったことから、結婚したことで姓は変わりませんでした。
戸籍は結婚したときに私が筆頭者になっていたので、離婚した場合は夫と離婚した事実がそこに記載されるだけです。
子どもたちも私の性を名乗っていたし、戸籍も私が筆頭の戸籍に入っていたので特に手続きは必要ありませんでした。
というわけでちょっと特殊なので、この点に関しては体験したことをお話できませんが、どうぞご了承ください。
証人
離婚届の右側に承認の名前を書く欄が2か所あります。
承認は必ず2人必要で(協議離婚の場合)、20歳以上なら誰でもOKです。
我が家の場合は私の両親に書いてもらいました。
両親なので姓が同じなのですが、その場合でも違う印鑑を使わなければなりません。
子どもとの面会交流と養育費の取り決め
離婚届の右下にこのような欄があります。
未成年の子どもがいる場合は事前に面会交流や養育費の取り決めをしておくのが望ましいとされています。(※取り決めをしていないからと言って、離婚届が受理されないわけではありません。)
該当する部分にチェックを入れてください。
そして、最後に注意事項をよく読みましょう。
離婚届の提出方法
離婚届は全国の役所で提出することができます。
こういう戸籍の届け出は24時間受け付けているんですね!初めて知りました。
ただ時間外に提出したとして、もし不備があった場合は平日の受付時間に呼び出されることになるので、私は平日に直接窓口へ持っていきました。
離婚届は夫婦そろって行かなくても、きちんとお互いの合意があれば、どちらか一方でも大丈夫です。
我が家の場合は私が一人で離婚届を提出しに行きました。
離婚届を提出するときに持っていく物
協議離婚の場合は次のものを用意していきましょう。
- 離婚届
- 本籍地でない役所に提出する場合は戸籍謄本
- 身分証明書(運転免許証、パスポートなど)
- 離婚届に押した印鑑(夫婦それぞれ)
協議離婚の場合は基本的にこれだけですが、状況によっては必要に応じて他にも準備する物があります。
- 離婚の際に称していた氏を称する届(離婚してからも結婚していた時の姓をそのまま使っていく場合)
- 入籍届
- 転居届
- その他
わからないことがあれば、役所で尋ねてくださいね。
離婚届を提出するときに注意すること!我が家の失敗談!
私は離婚届を提出するときに失敗したことが2つかあります。
- 本籍地以外の市役所へ提出するのに、戸籍謄本を取り寄せていなかった
- 元夫の印鑑と身分証明書を持って行ってなかった
その結果、元夫を呼び出すはめになってしまったり、ちょっと時間がかかりました^^;
本籍地以外の市役所へ提出するのに、戸籍謄本を取り寄せていなかった
これは完全に私の勘違いです。
今住んでいる場所の市役所でも戸籍謄本が取れると思っていました。
戸籍謄本については「準備ができ次第、持ってきてくださいね」ということになり、すぐに郵送で申請をし取り寄せました。
大きな問題はなかったのですが、戸籍に反映されるまで少し時間がかかりました。
本籍地以外の場所で離婚届を提出し受理されると、そこから本籍地の役所へ書類が送られます。
それから戸籍に反映する手続きをするんですね。
離婚後に行う児童扶養手当の申請には、離婚日が記載された戸籍謄本が必要になります。
我が家の場合は、そのための新しい戸籍謄本を取得するのにちょっと時間がかかったというわけなんです。
元夫の印鑑と身分証明書を持って行ってなかった
これも完全に私のミスです!
離婚届を提出するとき、元夫とはすでに別居していました。
私は彼のアパートを訪ねていき、離婚届の最終確認をしてもらってその場で署名捺印をもらいました。
そこで安心してしまったんですね^^;
印鑑と身分証明書を借りてくるのをすっかり忘れてしまいました。
(※元夫は外国籍のためパスポートとそのコピーが必要だった)
なぜ印鑑が必要かというと「捨印(すていん)」を離婚届の欄外に押すためでした。
私が離婚届を窓口へ持って行ったときに、担当の方から「ここに捨印を押してください。」と言われました。
(最初から捨印を押す欄が設けてある離婚届もあるとのことです。)
捨印とは何ぞや?
わかりやすく言うと訂正印のことです。
例えば住所の番地などちょこっとした書き間違いがあったとします。
その場合にわざわざ本人が出向いて修正して訂正印を押さなくても、その捨印の近くに「〇〇字削除」とか「××字挿入」と記載すればOKというものなんです。
私は自分の印鑑は持って行ってたけど、元夫の分がなかったから捨印が押せなかったんですね。
というわけでその場で元夫に電話して、呼び出す羽目になってしまったのです。
幸いその日は元夫の仕事が休みだったのですぐ連絡がつき、市役所の担当者の方が電話を代わってわかりやすく説明してくださったので助かりました。
元夫はすぐに市役所に来て手続きを終わらせてくれたおかげで、離婚届はその日に無事受理されました。
おわりに
子ども3人連れて離婚する場合の離婚届の書き方、提出の仕方、我が家の失敗談などについてご紹介しました。
離婚届が受理されると、もう後戻りはできません。
大切な書類なので、一つ一つしっかり確認しながら記入していってくださいね。
- 記入漏れ、記入ミスがないかよく確認する
- 一人で提出する場合、相手の印鑑や身分証明書も借りて持って行く
- よくわからない部分は空欄にしておいて、その場で聞きながら記入する
という点に気を付けておけば、スムーズにいくと思います。
手続き自体は難しいとことはないのですが、普段やらないことだから初めての経験!という人が多いと思うんですよね。
聞きなれない言葉などもあるし、勘違いすることもあるので、不安なことは役所の方に聞くのがいちばんです。
離婚届の提出、受理が順調に終わることを願っています!