子ども3人連れて離婚するとなると、事前に夫婦でよく話し合って、養育費の額についても決めておく必要があります。
でも養育費ってどうやって決めたらいいの?話し合いでもめた場合はどうしたらいいの?って不安になる気持ちよくわかります!
できれば子どもを育てるママの希望通りに夫側が払ってくれればいいんですけど、我が家の場合はそうはいかず、算定表を参考にして額を決めました。
ここでは、我が家の養育費についての話し合いの様子と、算定表を使ってどのように額を決めたかについてお話します。
これから離婚に向けて養育費の話し合いをするという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
養育費の額を話し合ったけれど決着つかず
離婚の話し合いを進めていた当時、元夫の収入は手取り約14万円でした。
私の収入はとても不安定で、平均すると月5万円あるかないかといった感じでしたね。
元夫が転職してからは貯金も全然できていなかったうえに、田舎への移住資金でかなりの貯金を使ってしまっていたので、無駄遣いや贅沢は一切できない状況でした。
そこで私が最初に希望した養育費の額は月に5万円。
この金額に元夫は同意しませんでした。
彼の言い分は
- これから別々に生活するので自分にも生活費が必要だ
- 今後、資格取得のために今の仕事は辞めて別の場所に行くつもりだから5万円も払えない
ということでした。
確かに、元夫の状況を考えると月5万円は厳しいかも…というのは私にも十分わかっていました。
結婚して10年間、お金の管理はすべて私がやってきたし、彼は計画を立てて動くということができなかったので、お金を持たせれば考えなしに使ってしまうのです。
それに節約するとか、無駄遣いしないという意識がまったくない。
本当に大きな子どものような人、それは10年間の結婚生活でよくわかっていました。
そこで、無理な条件を押し通して「1円も払えなくなりました」と言われるよりは、妥協して長く支払ってもらえる額にしておいた方が良いのかな、と考えるようになりました。
養育費の額を算定表をもとに決める
じゃあ、子ども3人いる母子家庭の場合、夫側からもらえる養育費の平均額っていったいどれくらいなんだろう?と疑問に思い調べてみました。
一口に養育費と言っても、
- 父親の年収
- 母親の年収
- 子どもの年齢
によって様々なんですね。
夫婦の話し合いによって決まらない場合は、「養育費の算定表というものを使って機械的に決めていく方法がある」ということを知りました。
算定表を使って決めるときには
- 父親と母親がサラリーマンなのか自営業なのかで、計算方法が違う
- 子どもが2人いれば2倍、3人いれば3倍と増えるわけではない
ということもわかりました。
算定表というのは、東京・大阪養育費等研究会が提案した簡易算定方式・簡易算定表というものが広く利用されています。
2016年11月に新しいものに変わっています。
CHECK⇒ 新算定表
我が家の場合は第一子が9歳、第二子が7歳、第三子が2歳なので、こちらの表を使いました。
それぞれの年収からたどっていくと、月3万円が妥当だということがわかりました。
この算定表、正直すごく細かくて見づらいです^^;
いろいろ探していたら、自動で養育費の計算をしてくれるツールを見つけました。
CHECK⇒ 養育費シミュレーション
これを使ってみると
こうなりました。
やはり月3万円が妥当な数字ということでしょうか。
我が家は結局、毎月3万円の養育費を私の口座へ振り込んでもらう、ということで決着がつきました。
3人の子どもの養育費はいつまでもらう?
ようやく金額が決まり、次に養育費をいつまで払ってもらうか、期間についても事前に決めておく必要があります。
一般的には子どもたちが20歳になるまでという考え方ですが、中には高校を卒業して働く子もいるし、専門学校や短大、大学や大学院まで勉強を続ける子もいます。
そうなると一概に「20歳まで」とするのは無理がありそうですよね。
我が家は3人ともまだ小さいので、今のところはっきりとした時期は決められません。
そこで、とりあえず「それぞれの子どもが高校卒業または大学卒業する年の3月まで」と決めました。
3人の子どもの養育費は途中で増やせる?
結論から言うと養育費の金額については、元夫婦の話し合いによって増減が可能です。
離婚したときの状況は、この先どんどん変わっていきます。
子どもたちは大きくなるにつれて学費や、塾や、習い事など、どんどんお金がかかるようになってきます。
突発的な病気やけがなど、思いもよらない大きな出費がかかることも予想されます。
両親のどちらかが職を失ったり、反対に出世してお金持ちになったり、再婚して新たに子どもができたり…
考えられることはたくさんありますよね。
そういったときに、最初に決めた養育費の額が「足りない」ということも当然あり得ます。
その場合は元夫婦で話し合って養育費を増やしたり、また場合によっては減らしたりできますが、離婚協議書(離婚届を提出する前に作成)に必ずそのことを記載しておきましょう!
離婚協議書の書き方についてはこちらに詳しくまとめていますので、あわせて参考にしてください。
おわりに
子ども3人いて離婚した場合の養育費は、
- 話し合いで決める
- 算定表を使って決める
という方法があります。
お互いの収入や子どもの年齢によって金額は様々ですので、まずは家庭の状況をよく考えて話し合いをしましょう。
冷静に話し合いができない場合は、第三者に入ってもらうか、弁護士など専門家に相談するのが良いと思います。
あとであなたが不利にならないように、ここは気合を入れてきちんと決めておいてくださいね。