ここ数カ月の夫の様子が明らかにおかしいので、不倫をしていると確信。
夫の不倫の証拠を見つけようとするも、スマホは常に完全ロックされている。行動が怪しい日の持ち物やカーナビの記録などすべてを確認したけど何も証拠がない…。
夫の不倫の証拠がまったく掴めなくて、悩んでいる方は多いです。証拠が掴めない状態が続くことは、不倫の問題が解決できないどころか、取り返しのつかない事態になる恐れもあります。
ここでは隙がなくボロを出さない夫から不倫の証拠を掴む方法を解説。本記事を読めば、証拠を得られる可能性が高まります。
※ 不倫の証拠の全体像について知りたい方は「【不貞行為の証拠集め】証拠になるものを解説|不倫の自白は立証可能?」も合わせて確認してください。
Contents
夫の不倫の証拠がないのは大問題
冒頭で夫の不倫の証拠がまったくない状態だと、取り返しのつかない事態になる恐れがあるとお伝えしました。次のような深刻な事態に陥る可能性が十分にあるからです。
個別に内容を解説します。
不倫を認めさせることができない
夫に不倫をしていることを問い詰めても、証拠がない状態では高確率で不倫を否定してきます。
それどころか「証拠もないのに俺を疑うのか!」などと逆ギレされる…。そのうえに不倫を疑われていると知ったことで、バレないように警戒をさらに強めてしまいます。
最悪、「俺を信用できない人間とは、もう夫婦を続けられない」などと、一方的に離婚を求めてくる事態になる恐れもあります。
慰謝料を払わすことができない
夫の不倫が原因で離婚となれば、当然ながら夫やその不倫相手に慰謝料を払わせて、責任をしっかりとらせたいですよね。
しかし証拠がない状態では、不倫の事実を夫や不倫相手が否定してしまえば、もはやそこまで。裁判で慰謝料を求めても、夫の不倫を立証できないため、慰謝料を支払えという判決を得られないからです。
慰謝料は、離婚後の生活を安定させる上で欠かせないお金です。それが得られないとなれば経済的に困窮して、あなたや子供が惨めな思いをすることになりかねません。
離婚したくてもできない
私や子供を平気で裏切る夫とはこの先もうやっていけない! となり、離婚を求めたとします。夫は不倫を否定し離婚も断固拒否。そうなれば、裁判で夫の不倫を理由に離婚を求めることになります。
しかし不倫の証拠がない状態では、裁判所は離婚判決を出しません。
不倫の証拠がないと、嫌すぎる夫と離婚したくても、できない状態に陥る可能性があります。
不倫相手に大金を使われてしまう
不倫の証拠があれば、夫とその不倫相手を別れさすことができます。
仮に夫が交際をやめなくても、こちらが不倫の証拠を元に、不倫相手に対し慰謝料や関係解消を求めれば、夫との関係を切るでしょう。
一方、不倫の証拠がなければ、夫や不倫相手は「単なる友達だから」などと言って、交際をやめようとはしません。
別れさせることができなければ、夫は不倫相手に高価な物をプレゼントするなど、どんどんお金を使います。
本来、旅行や子供の進学など家族で使う大事なお金なのに、不倫相手のために消えてしまうのです。
もし離婚となれば、財産分与で得られるお金が減ることにも繋がります。
不倫が本気になってしまう
夫に不倫をされても子供のために、または夫に愛情が残っているから、離婚はせずに夫婦関係の修復を目指す場合もあるでしょう。
お伝えした通り、証拠がないと夫と不倫相手を別れさすことが難しくなる恐れがあります。
夫と不倫相手の交際が続くことで関係性が深くなり、夫が妻と別れて不倫相手と一緒になりたい!と本気になる場合があるからです。
夫が本気になれば、こちらが関係修復を望んでも、最終的には離婚になってしまう恐れがあります。
嫌な気持ちを一生ひきずる
夫に不倫されたことを許せずに離婚となったときに、不倫の証拠がないがために、夫に責任を何1つ取らすことができません。
悪いのは裏切った夫。それなのに、不倫の謝罪どころか不誠実な態度をとられ続けて、とことん傷つけられ、こちらが泣き寝入りして終わってしまうのです。
夫の「不倫の事実を証明できない」ということは、このような理不尽すぎる事態をもたらせます。
到底、納得できない結末です。よって、いつまでも気持ちに整理がつかずに、嫌な気持ちをずっと引きずって、この先を生きていく可能性もあります。
ボロを出さない夫から不倫の証拠を得る3つの方法
お伝えした通り、夫の不倫の証拠がなければ、取り返しのつかない事態を起こす可能性は十分あるため、避けなければなりません。
しかし、不倫の証拠が残るのを警戒している夫の元では、今までと同じやり方では、いつまで経っても証拠は掴めないでしょう。自分の方から動いて夫の不倫の証拠を掴みに行くことが必要です。
自分の方から動いて証拠を掴む主な方法は次の3つです。
個別に解説します。
探偵は可能性がもっとも高い方法
不倫の証拠を得られる方法としてもっとも可能性が高いのは、やはり探偵を利用することです。尾行調査を専門とするため技術力が違います。
探偵による調査料金は高額です。夫の不倫に関する情報や手掛かりが何もない状態で依頼すると、調査に時間を要するため、すぐに莫大な費用が掛かるでしょう。
探偵を利用するならば、夫の動きをある程度は把握した上で依頼するほうが現実的です。
夫の行動パターンがわかれば、調査依頼をかける時間を絞ることが可能となり、費用もその分押さえられます。
探偵の選び方を間違えると何1つ証拠を得られないまま、高額な費用だけが請求される最悪な事態になるため、探偵選びは重要です。
※ 間違いない探偵選びについては「【探偵業者の正しい調べ方】不倫調査の依頼先を決める8大ポイント」で詳しく取り上げています。
ボイスレコーダーで2人の会話を録音する
夫が乗る自家用車などにボイスレコーダーを仕掛けて、不倫相手との会話を拾い、それを証拠とするのも1つの方法です。
例えば「今日はどこのホテルに行く?」「〇〇に行きたい」という会話などは、不倫の状況証拠の1つとなります。
状況証拠とは、それが不貞行為(性交渉)の事実を直接証明するものではありません。背景や関係などから事実を推定し、裏付けできる証拠となるものです。
最近のボイスレコーダーは小型ながらもマイクの性能が高いかつ、メモリが大容量のボイスレコーダーが入手できます。以前と比べて2人の会話データを得られる可能性は上がりました。
仕掛けていることがバレやすい
ボイスレコーダーは運転席と前方の助手席に近い部分に設置が必要。夫と不倫相手の声を拾えなければ、まったく意味がないからです。
車内前方の位置より離れたところに設置しても、エンジン音や車内の音楽でかき消される可能性が高いでしょう。
ボイスレコーダーを夫や不倫相手との距離が近い位置に設置すれば、ふとした瞬間にバレる可能性が高まります。
それ以外にも夫が不倫相手と会う前、車内を綺麗にしようと掃除しているときに、バレてしまう可能性もあります。
バレるリスクを最小限に抑えるには
ボイスレコーダーは配偶者などにバレるリスクが高いですが、それでも実行したい場合は次の2つの要件を備えるのは絶対です。
① 小型でマイクの性能が高く長時間の録音ができるもの、かつ目立たない色のボイスレコーダーを使う。
② 運転席、助手席などあらゆる場所から、ボイスレコーダーが見えない死角を見つけて設置する。
GPSで確実に裏をとりにいく
GPSを夫の自家用車などに仕掛ければ、「いつ」「どこに行ったか」がわかります。そこから不倫の状況証拠を得ることが可能です。
例えば、夫が急に「明日は泊りの出張ができた」と言ってきたので怪しいと思い、その日の夜に夫にGPSを仕掛けた。GPSの位置を見るとラブホテルだった。
GPSによっては、日時や詳しい住所、滞在時間などの履歴が残るので、そのデータがあれば状況証拠となります。
他には、夫がLINEで「今日の夜は本社で会議だから帰りは遅くなる」と連絡してきた。その夜のGPSの履歴を見れば、本社ではなく見知らぬ家に長時間にわたり滞在していた。
GPSの履歴データがあれば、夫の発言と実際の行動が違うという、ウソの証明もできます。
言い逃れができなくなる
ウソが積み重なれば、夫は言い逃れができなくなり、最終的に不倫を認めさせられます。結果、新たな証拠を掴めることに繋がるのです。
新たな証拠の掴み方は後の「夫に不倫事実を書面で認めさせて新たな証拠を掴む」の欄でお伝えします。
車外に設置できるタイプなら安心
GPSはボイスレコーダーと同様に、バレる可能性があるものですが、車外に設置できるタイプならバレる可能性はかなり低いです。
具体的には、車の底の部分にGPSを設置できるタイプなら、地面に膝をついてのぞき込まない限り、GPSが見えることはありません。
持ちものに忍ばす場合は工夫が必要
夫の鞄など持ちものにGPSを忍ばせる場合は、車外に設置するよりバレる可能性が高まります。よってバレないようにするための対策は必須です。
小型で無音・無振動・無発光のGPSを用意し、それを見つかりにくい場所に忍ばせるのは当然。ぱっと見てもGPSだとわからないようにカモフラージュも必要です。
例えば、ポケットティッシュのなかに紛れ込ませる方法があります。夫がぱっと見ても実際にティッシュを使おうとしない限り、そうそうバレることはありません。
夫に不倫事実を書面で認めさせ新たな証拠を掴む
探偵やボイスレコーダーGPSを使って夫の不倫調査をした結果、決定的ではないが不倫が十分に疑える証拠を得られたとします。その証拠を以下のように使えば、夫に【不倫事実を認めた書面】という新たな証拠を掴めます。
例えば、例で挙げた、夫の発言と実際の行動が違うGPS履歴データを多く用意します。それを夫に突き付けて、次のような揺さぶりをかけるのです。
「あなた言っている事とやっている事がまったく違うけど、どういうこと!?」
「あなたが不倫しているのはわかっている。離婚されたくなければ書面で認めなさい!」
多くの男性は離婚を覚悟で不倫をしていません。
不倫がうかがえる証拠と共にこのような揺さぶりをかければ、離婚されたくない夫はすぐに堕ちます。そして不倫の事実を書面で素直に認めはじめるのです。
証拠は多いほどいいです。書面の他にもボイスレコーダーで夫に同内容の発言をさせ、録音すれば証拠が増えます。
※ 夫が不倫を認めたときに書かせる書面の詳細は「夫や妻に不倫を白状させる方法と【不倫念書】を書かすべき理由を解説」で取り上げています。
夫の行動パターンを分析し決定的な証拠を掴む
夫の性格によっては、不倫が伺える証拠を元に問い詰めても、終始言い逃れするなど、絶対に認めないタイプもいるしょう。
夫が認めなければ裁判をする他ありません。しかし状況証拠だけでは、夫が不倫をしていたとは裁判所は認めてもらえません。
よって状況証拠だけでは、夫が否定してきそうな可能性が高いなら、さらなる証拠を掴む必要があります。
方法とすれば、GPSで夫の行動パターンをしっかりと分析した上で探偵を利用することです。
GPSで夫の行動パターンを分析できれば、次のような情報を探偵業者に提供できます。
- いつも不倫相手と待ち合わせる場所
- よく利用する飲食店
- 利用しているラブホテル
- 不倫相手の自宅住所…など
具体例を挙げれば、以下のような内容です。
夫は毎週木曜日の夜に〇〇町のオフィスビルに向かい、その後は□□にある和食屋に寄り、最後はいつも△△のラブホテルに行く。
このような情報を事前に探偵業者に提供できれば、不倫調査する担当者が当日の対象者の行動がわかります。当然ながら尾行をしやすくなります。
結果、夫と不倫相手がキスする写真や、決定的な証拠であるラブホテルに出入りする写真なども掴める可能性は高まるでしょう。
調査費用も最低限に抑えることができる
お伝えした通り、夫の不倫の証拠の手がかりがまったくない状態で依頼すると、調査に時間を要し費用が高額になります。
GPSで夫の行動パターンを分析できていれば、無駄な調査を減らせるため、調査費用も最低限に押さえることが可能です。
もしこれが、毎週木曜日の夜は夫の帰宅が遅いという情報だけなら、ないよりはマシです。しかし情報が絞り込めていないため、やはり尾行のし易さは落ちます。
その分、時間も掛かり調査費用が膨らむので、やはり探偵に依頼する際は夫の行動パターンをしっかり分析した上で行うべきです。
決定的な証拠が得られなくても十分に戦える
探偵に依頼すれば、決定的な証拠であるラブホテルに出入りする写真を、必ず得られるという保証はありません。
しかし決定的な証拠だけが、不倫を絶対に認めない夫を観念させられる、または裁判で不倫が認められる証拠ではありません。
夫が不倫を絶対に認めずとも、男女問題が得意な弁護士を通じて、慰謝料などの請求をすれば、夫が認める可能性は十分あります。不倫を認めさせるためのポイントや駆け引きを知っているからです。
証拠を組み合わせる
弁護士に依頼せずとも、持っている証拠を組み合わせれば、夫が不倫事実を認められる可能性もあります。
例えば、ラブホテルの滞在を示すGPS履歴データと、探偵の不倫調査により夫と不倫相手がキスをしている写真を得たとします。この2つ合わせて突きつければ、夫は言い逃れできません。
仮に、2つの証拠を夫に突きつけてもなお、不倫事実を認めない場合は、裁判で追及することになります。
関連性の強いこの2つの証拠があれば、2人に性交渉があったとの推定が働くため、不倫があったと認められる可能性が高まります。
以上のことから、探偵に調査依頼した結果、決定的な証拠を得られなくても、まずは男女問題が得意な弁護士に相談することです。今持ち合わせている証拠で問題解決ができるか否がわかるからです。
結果、弁護士が裁判でも立証が可能と判断すれば、探偵に追加の不倫調査を依頼する必要はなく、新たな費用は発生しません。
まとめ
夫の不倫の証拠がまったくない状態から、どうすれば証拠を掴めるかを主に取り上げました。
不倫の証拠をまったく残さない夫からは、やはり自分の方から動いて不倫の証拠を掴みにいく必要があります。
3つの方法をお伝えしましたが、調査をしていることがバレにくく、かつ調査料金を抑えたいならGPSを利用した方法がオススメです
夫の不倫の証拠がない…とお悩みの方はぜひ参考にして下さいね。