不倫調査を探偵に依頼を検討しようと考えている方の多くは、料金は決して安くないだろう、と漠然と感じているでしょう。
漠然としたなかでも、「どのような名目の費用が必要で、いくらほどの料金になるのか?」は強く気になる点です。
ここでは不倫調査を探偵に依頼したときの料金について解説。本記事を読めば、不倫調査にかかる基本的な料金から、料金を抑えるためにすべきこと、ぼったくられないためのポイントがわかります。
Contents
探偵の不倫調査における料金の目安
「配偶者の不倫調査を依頼するとしたら、どれほどの費用が必要になるのだろう?」 費用に関する疑問は当然でてくるでしょう。
調査料金は各探偵業者が自由に料金を設定しているため、一概に○○万円とはいえません。
とはいえ、相場的な金額がまったく分からないのでは不安なるため、料金のひとつの目安になるものを紹介します。
東京都調査業協会が、都内の各業者に浮気調査などの料金についてアンケートを取り、まとめたものを公にしている金額などです。
日本調査業協会とは
日本調査業協会とは「探偵業の業務の適正化に関する法律」を順守する調査会社を普及させていくために結束した一般社団法人です。
当該協会には、探偵など調査業務を行う600社以上の業者が登録しています
不倫調査にかかる費用の相場(調査員費・車両費)
浮気調査にかかる費用の名目は各業者によりまちまちですが、主に必要となるのは「調査員費(調査料金)」「車両費」です。それら費用のアンケート結果は以下の通りです。
調査員費2名(調査料金)/1時間あたり
2.0万円以上~2.5万円未満…36%
1.5万円以上~2.0万円未満…28%
1.0万円以上~1.5万円未満…24%
(諸経費別途)
H4:車両費(調査用車両・バイクなど)
無 料…36% ※ 直下の項目参考
1.0万円以上~1.5万円未満…24%
1.5万円以上~2.0万円未満…16%
車両費を無料と答えた探偵業者の1時間あたりの調査料金(2名)
2.0万円以上~2.5万円未満…50%
1.5万円以上~2.0万円未満…13%
以上の結果を見ると「1万円以上~2万未満」の金額帯が約半分を占めています。
調査料金が高めのところは車両費を取らないが、低いところは取るシステムだとわかります。
調査員費・車両費以外に発生する費用
不倫調査を依頼する側とすれば、「調査員費」と「車両費」の2つの費目だけで、料金が設定されていれば分かりやすいです。実際は、それにプラスして様々な諸経費が発生する場合があります。
ここでは提示される可能性がある諸経費について取り上げます。主には以下の通りですが、これらの費用は提示する業者もあれば、調査員費に含めている業者もあり、必ず提示されるとは限りません。
実費の諸経費
- 交通費・・・ 交通機関の利用運賃
- 宿泊費…遠方での調査の際のホテル代
- ガソリン代… 調査車両のガソリン代等
- 駐車場代… 調査車両を有料駐車場に駐車
- 高速代…高速道路を利用した場合
- 現像代…調査に関する写真の現像代等
- 入場料…調査中に施設等に入る必要があった場合の入場料
これらの費用のほとんどが、レシートまたは領収書で確認が可能でしょう。
実費外の諸経費
- 予備調査費… 調査前の下調べに要する費用
- 出張手当…遠方出張に対する手当(移動時間等)
- 機材費…カメラ等の撮影機材代
- 報告書作成費… 報告書作成にかかる費用
- 時間外割増し…22時~明朝の時間帯調査に対する割増料金
以上が提示される可能性がある主な諸経費です。
実費外の諸経費も調査人員費と車両費の関連性と同様で、以下のことがいえます。
調査料金を安く提示する反面、諸経費は別設定する業者もいれば、調査料金が少々高くても、諸経費を込みにする業者もいます。
【つまり、調査料金(調査員費)の安さだけで判断するのはNG】
不倫調査の料金が大きく左右する要因
不倫調査の料金は、調査対象の状況によっても、大きく変わります。
例えば、次の2つの例を見てください。
A.近頃の夫の様子を見ると不倫をしているかも…確信がないから確かめたい。
B.夫のスマホを確認したところ、不倫がうかがえるLINEのやりとりや写真を見つけた。次の土曜日に密会する予定なので確実な証拠を取りたい。
AとBの2つを比べると、不倫疑いの角度など状況に違いがあります。最初にAの場合における料金を予測してみましょう。
Aのケースで掛かる費用
Aの状況は、あくまで不倫疑いの段階です。
不倫疑いの調査は、とりあえず夫の行動の仕方を確認する必要があるとの理由で、1週間の調査を提案されるのが多いでしょう。料金を、次のような条件下の元に計算してみます。
1日当たりの調査時間:4時間
調査料金:2万円(60分・調査員2名)
諸経費は調査料金のなかにすべて含む
【料金】4時間×2万円×7日間=56万円
Bのケースで掛かる費用
次にBのケースは、既に二人が密会する予定日が特定済。当然ながら予定日の調査を提案されます。Aのケースと同じ料金体系で計算すると次の通りです。
【料金】4時間×2万円=8万円
Aのケースと比べて断然安くすみます。
AとBのケースを比べてわかるように、漠然とした状況で調査するのと、的を絞った状況で調査するのでは費用は大きく変わります。
調査料金を抑えたいなら、ピンポイントに絞り込みができるまで状況を詰めましょう。
不倫調査の料金を抑えるための基本
引き続き、不倫調査の料金を少しでも下げるための基本的な内容を取り上げます。
探偵業者が調査対象者を特定するのに時間が掛からないよう、調査対象者の情報を可能な限り、詳しく具体的に伝えましょう。調査時間の短縮に繋がる結果、調査費用が抑えられるからです。
少なくとも次のような情報は伝えましょう。
- 顔写真
- 身長
- 体重(体系)
- 服装
- 勤務先名称と住所
- 乗っている車とナンバー
- よくある行動パターン
- 行きつけの店や場所
- 電話番号
- 携帯電話の種類(iPhone・Xperiaなど)
- 自宅からの最寄り駅
- 勤務先の最寄り駅
これらの情報を提供せずに調査を依頼しても、無駄に時間が過ぎてお金だけが出ていくだけ。知っている情報はすべて伝えることが、料金を少しでも抑えるための基本です。
調査料金をぼったくられないために押えるべき内容
次に探偵業者に料金をぼったくられないために、押えるべき内容を取り上げていきます。
不倫調査に必要な調査員の人数と車両数
最初に、不倫調査における必要な人員数や車両についてです。
浮気調査の9割方は【調査員2~3名、車両1~2台】で対応できます。
依頼したい不倫調査が、非常に特殊な事情があり難易度の高い内容以外は、通常の体制で十分に調査が可能です。
悪徳業者は特殊な事情がないのにもかかわらず、次のように料金を吊り上げようとします。
「お客様のケースではそのプランは難しいですね~ ○○の理由で最低でも調査員5名と車両3台が必要です」
このように言われたなら、即「結構です」と断るか、言いにくいなら「検討してまた電話します」でOKです。
何かと理由をつけて「調査員の増員、車両の増台」を言ってくるのは、高く料金を取ってやろうとする悪徳業者の思惑です。
面談前に調査料金の見積もりを取ってみる
面談前にできるだけ詳しい状況をメールなどで伝え、見積もりを取りましょう。
見積もりを出してもらうにあたり、業者に伝えるべき内容を前もって確認するのが最良です。
電話だと伝えるべき情報が抜ける可能性があるため、メールの方がいいでしょう。
メールで事細かく経緯や状況、望む調査内容を伝えたのに、探偵業者からの答えが次のようなら、その業者は選んではいけません。
「面談して話を詳しく伺わないと、料金は何とも言えません」
少なくとも大まかな金額は出せるはずですし、そもそもホームページ上に載せている料金は何? ということになります。
メールで状況などを詳しく伝えているなら、 不倫調査のプロであれば難易度はわかるはず。見積りが出せないのは、面談時に高い金額を何らかの方法で取ろうとしている現れです。
不倫の調査料金に関する最重要ポイント
最後に、不倫の調査料金を抑えるための最重要ポイントをお伝えします。次の内容です。
【結局、トータルでいくら費用が掛かるのか? を把握】
つまり、希望する不倫調査を依頼した際、最終的にはどれだけ必要で、その他は本当に料金が発生しないのか? ということです。
不倫調査が終わった後から「実は報告書が必要な場合は、別途○万円の料金が必要です」などと請求されるケースがあります。
自身が予想していない料金を請求されるのは、苦痛以外の何でもありません。この事態を避けるためには”契約をする前に”調査料金、諸経費は徹底的に書面などで確認することです。
まとめ
不倫調査を探偵に依頼した際の料金について取り上げました。
お伝えした内容を押さえれば、ぼったくりの料金を請求されるのを防ぐのはもちろん、費用を大幅に抑えることも可能です。
何よりも重要なのは、結局は最終的にいくら掛かるのか?を契約前に知ることです。基本料金○○万円などのような表面上の安さで判断しないようにしましょう。
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