「最近、夫がなんとなく怪しい…」
「もしかして、夫は私を裏切って不倫をしているかも?」
夫の違和感がある行動が目に付くようになれば、疑惑を嫌でも持つものです。
残念ながら女性が直感的に抱く、この疑惑の多くは当たっていますので、「夫がなんとなく怪しい…」でやり過ごしてはいけません。やり過ごせば、取り返しのつかない事態を招く恐れがあります。
ここでは「夫がなんとなく怪しい」という疑惑を持ったときに、妻がとるべき適切な対応法などを解説。
Contents
不倫のチェックリスト|数が多いほど不倫の可能性は大
あなたが「夫がなんとなく怪しい…」と感じるのも、夫の言動に変化があるからですよね。
夫の変化が次のような内容であり、かつ何個も当てはまるなら、不倫をしている可能性は極めて高いでしょう。
個別に内容をお伝えします。
携帯電話の扱い方が変わった
夫が不倫をしているなら、不倫相手との連絡ツールとして携帯電話は絶対に欠かせません。
夫の端末に2人のやりとりがそこに残っている可能性は大。加えて、写真や動画なども保存できるので、旦那が不倫相手と一緒に撮った写真なども残している場合もあります。
不倫している夫は、妻に携帯電話を絶対に見られたくないため、次のように携帯電話を扱うようになります。
- 携帯電話を常に手放さない
- パスワードを設定する
- 2台持ちを始めた
- メッセージ受信時の通知音を消す
- 受電すると妻の傍から離れる
- ポップアップメッセージを非表示設定
- 妻に見えぬようにLINEなどを確認
- 妻の前では電話やLINEをしない
- 妻が携帯電話を触るのを嫌がる
通話やメッセージなどのやりとりの相手が、友人や会社の同僚などであれば、このような行動はしないはずです。
残業や休日出勤、泊りの出張が増える
今まではなかったのに、急に残業や休日出勤が増えたなら、不倫相手との密会が予想できます。
しかし今までは業務量が落ちていた職場が、何らかの要因で忙しくなる可能性もあるでしょう。
見分け方としては、旦那の表情などをよく観察することです。
残業や休日出勤が続くと、誰しも疲れた表情になるし、機嫌も悪くなります。ところが、そのような表情は見せずに、テンションが高くてご機嫌な場合は、不倫相手と会っている可能性は大です。
同様に、今まではなかった泊りの出張が急に増えだした場合も要注意。不倫相手と旅行などに行っている可能性があります。出張が本当か嘘かの見極めは簡単で、職場に電話をして確認すればわかります。
飲み会や友達の付き合いが多くなる
急な飲み会や友達との付き合いが多くなった場合も、それを理由に不倫相手と密会している可能性は十分あります。
夫が営業職であれば、付き合いもあるので急に飲み会が増えるのも考えられます。それ以外の職ならば不自然なので疑いを特に持つべき。
友達との付き合いが急に増えるのも同様です。交友関係が広い場合はあり得るかもしれませんが、そうでない場合は明らかに不自然と言わざるを得ません。
夫が言っていることが本当か否かの探り方は次の通り。
飲み会の最中に旦那に電話してもその場では絶対にとらず、いつも折り返してくる、または無視される。
旦那が会う友達のメンバーや、どこの場所で遊ぶのかを聞いても、具体的には教えてくれない。
このような場合は、旦那は嘘をついて不倫相手と密会している可能性が非常に高いでしょう。
性交渉を求めてこなくなった
夫は定期的に妻に対して性交渉を求めてきたのに、最近は全くなくなった場合も不倫をしている可能性があります。夫の心は不倫相手にあるので、妻との性交渉に抵抗感をもつようになるため、求めなくなります。
予定を頻繁にチェックしてくる
今まではほとんど気にしなかったのに、出勤日や残業で遅くなる日、ママ友会の集まり、実家に帰る日などを聞いてくる。
例のように夫が妻の予定を頻繁にチェックするのは、不倫相手と会う日時を決めたいからです。
オシャレに気を使い始めた
昔はオシャレに気を使っていたけど、結婚してからは無頓着なった夫が、再び服装や持ち物に気を使い始めることも。不倫相手に自分を良く見せたいがためです。
夫はあなたと交際を始めた当初も、オシャレに気を使っていたはず。
同じことを今、不倫相手に対して行っているのです…。
預貯金が急に減っている
夫は不倫相手に気に入られようとして、密会する度に相手を楽しめさせるために、次のようなことでお金を使います。
- 高級店で飲食
- ブランド物をプレゼント
- 高級なホテルに宿泊
- VIP席で演劇などを見る…など
この他にも、不倫相手には1円も出させない、不倫相手の携帯代を代わりに払うなどといったことも。
不倫相手ができると、以前と比べ金遣いが荒くなる傾向です。
以上にように、急に預貯金などが減っている場合は、不倫相手に大金を貢いでいる可能性が考えられます。
嗜好が変わった
夫の嗜好が突然次のように変わったなら、不倫相手との関係性を深めるなどの理由から、相手の嗜好を合わせていると考えられます。
- 服装
- 髪型
- 音楽
- 趣味
- アクセサリー…など
なんとなく怪しいだけで夫を問い詰めるのはNG
不倫チェックリストの多くの項目に該当していたなら、夫がなんとなく怪しいかも、という予感は残念ながら的中しています。
おそらく「今すぐにも夫を問い詰めたい!」という衝動に駆られますが、証拠がまったくない状態ならばNG。以下のような事態を起こす恐れがあるからです。
不倫を全否定&証拠を隠滅
何1つ証拠がない状態で、夫に「あなた不倫しているでしょ!?」と問い詰めたとします。
夫は「証拠もないのに勝手な妄想するな!」といった感じで逆ギレして、不倫を全否定してきます。
その後「ヤバい…妻に気づかれた、証拠を完全に消してしまえ!」といった感じで、証拠を隠滅させてしまうのです。
加えて、今後は証拠を一切残さぬように警戒するため、証拠が得られにくい状態に陥ります。
婚姻関係が破たんする恐れ(不倫がなかった場合)
夫の不倫を確信し、実際に何度も夫に強く詰め寄るが、結局は本当に不倫をしてないケースもあります。
疑われた夫は「家族のために懸命に働いてきただけなのに、そんなに俺を信用していなかったのか…」とショックをうけます。
それがきっかけで夫婦間に亀裂が入り、最終的に「もう君とはやっていけない」となり離婚になることも。
以上のような深刻な事態を招く恐れがあるため、何の証拠もまったくないなら、夫に不倫の事実を問い詰めてはいけません。
望む形で解決するには不倫の証拠が必要
夫の不倫を確信したならば、自身が望む形での解決となるように対処しなければなりません。そのためには、不倫の証拠が必要となります。
もし夫の不倫が許せずに離婚するならば、あなたを裏切った夫にはもちろん、夫の不倫相手にも慰謝料を払わせたいところ。
※ 不倫相手に慰謝料を請求できる要件や請求の流れの詳細は「【慰謝料請求の流れを解説】夫や妻の不倫相手に慰謝料請求したい!」で取り上げています。
一方、夫を許して婚姻関係を続けるにしても、夫にもう二度と不倫はしないことを書面で確約させる必要などがあります。
※ 詳しくは「【【不倫をやめさせる方法】誓約書を作成する際のポイントなどを解説」で取り上げています。
不倫の証拠もなく、この2つのことを従わせようとしても、先ほどお伝えしたように、夫は不倫事実を拒否するため無理です。よって、やはり不倫の証拠を手に入れる必要があるのです。
不倫の証拠を手に入れる方法
不倫の証拠を手に入れる基本的な方法は次の通りです。
個別に内容をお伝えしますが、なかには「こんなものでは意味ないのでは?」と疑問に感じるのもあるでしょう。しかし、どんなに些細なものでも、すべて証拠として取っておくのが鉄則です。
その理由は、⑥の「①~⑤で得た証拠で不倫を自白させる」の欄で詳しくお伝えします
① 夫の携帯電話をチェック
お伝えした通り、携帯電話は不倫の証拠が多く残されている可能性がもっとも高いものです。
もし、夫の携帯電話のパスワードなどを知っており、解除ができるのならラッキーです。
夫が夜に寝ている最中などを狙って、次のものを抜かりなくすべてチェックしてみましょう。
- LINE
- メール
- 画像
- 動画
- SNS
不倫がうかがえるものが出てきたら、些細なものでもすべて写真を撮って画像などで残しましょう。
例えば、不倫相手と抱き合っている写真や、デートの日程を決めるLINEのやりとりなどです。
また文字入力するときの予測変換もチェックしてみてください。そこから不倫相手の名前などがわかる場合もあります。
スマホの性能の発達から、最近は不倫相手との性交渉している際の動画などを残している人もいます。
動画で自分がしっかり特定できるなら、これだけでも裁判で不倫があったと認めてもらえる決定的な証拠となりますよ。
不倫相手の携帯番号も必ず押さえる
不倫相手と思われる携帯番号も必ず記録しておきましょう。もし、夫が不倫相手を庇って何の情報を教えなければ、不倫相手に慰謝料の請求などができなくなるからです。
携帯番号がわかれば、不倫相手と連絡をとれるため、慰謝料の請求などが可能になります。
② 夫が怪しい行動をした日の持ち物チェック
夫が怪しい行動をした日は、夫の鞄やスーツのポケットなどを必ずチェックしましょう。次のようなものが見つかるかもしれません。
- ラブホテルの領収書
- ラブホテルのメンバーズカード
- 2人が利用した飲食店のレシート
- その他2人分の買い物レシート
- 不倫相手からの手紙…など
ラブホテルに関するものがあれば、夫に不倫の追及がし易くなります。
※ ラブホテルと不倫に関しては「ラブホテルで不倫をした夫と不倫相手に慰謝料請求する【必要な証拠】」でも取り上げています。
③ 車のなかをチェック
夫が乗っている車からも不倫の証拠を得ることが可能です。
車にドライブレコーダーをつけているのなら、真っ先にチェックしましょう。
ドライブレコーダーは車の前後や車内の動画を残せるし、会話も記録されていることもあります。もし、そこに不倫相手が写っていたり、会話が残っていれば有力な証拠です。
カーナビもチェックしてみましょう。最近では、家族が行ったことがない遊園地や、観光名所などに行った履歴が残っていたとします。
これらは不倫相手と一緒に行ったという推定ができますので、その履歴を写真に撮りましょう。
ダッシュボードのなかもチェックすると、不倫の手がかりを見つかることも。
テーマパークのペア入場券や、家族とは行ったところがない場所のコインパーキングのレシートなどが見つかる場合があります。
④ クレジットカードの明細をチェック
クレジットカードの明細からも、不倫の証拠が見つかるかもしれません。
例えば、同じ日に次のような項目があるとします。
フレンチ〇〇 18,000円
セブンイレブン〇〇店 1,200円
有限会社〇〇 10,500円
このような項目が並んでいたなら、次のことが推測できます。
夫と不倫相手が食事をし、ラブホテルに入る前にコンビニによって、その後にラブホテルを利用した。
ラブホテルを利用した際は当該ホテル名ではなく、例のような運営会社が明細に載ることがあるため、見落とさないように。
⑤ 給与明細で実態をチェック
夫が妻に伝えていた休日出勤や残業を実際にしていたなら、それは給与明細にしっかりと反映されるはずです。
実際に夫の給与明細をチェックしたところ、残業代はおろか休日手当さえもまったく付いていなかった。この場合は夫が明らかに嘘をついてることを証明できます。
実際は、不倫相手と会っていたと推測するのが自然です。
「①~⑤」で得た証拠で不倫を自白させる
①~⑤の方法で得た不倫の証拠はそれ単体では弱いため、裁判の場では夫が不倫したとは認めてもらえません。
例外としては、旦那が不倫相手と性交渉している場面を撮った動画や画像だけです。(夫だとハッキリ認識できるものに限る。)
よって裁判になった場合なども想定して、証拠を固める必要があります。
そこで①~⑤の方法で得た証拠を元に、次のように夫を追及して不倫を書面で認めさせましょう
あなた不倫をしているでしょう!?ここに数々のその証拠があるよ。
離婚されたくなければ、書面で不倫を認めて!!
大方の男性は離婚を覚悟で不倫をしていないため、それなりの証拠を突き付けられたら、おとなしく書面で不倫を認めます。その書面は有力な不倫の証拠です。
どのような内容の書面が必要なのかは「夫や妻に不倫を白状させる方法と【不倫念書】を書かすべき理由を解説」で取り上げています。
些細な証拠でも残すべき理由
お伝えした通り、どんなに些細な証拠でも残すべきです。理由は証拠が多いほど夫は言い逃れができないからです。
例えば、夫と不倫相手が抱き合って写っていた画像だけが証拠なら、夫は次のような言い逃れをするかもしれません。
あのときは2人とも酔っぱらっていて、一緒に飲んでいた周りの奴にそそのかされて、ふざけてやっただけだよ。
でも、この他にも証拠があればあるほど夫は言い逃れが困難になります。最終的には観念するため、些細な証拠でも取っておくべきなのです。
今持っている証拠では、夫に不倫を認めさせるのは難しい…と思う場合もあるでしょう。その場合は次の欄でお伝えする「夫の不倫の証拠をまったくチェックできない場合」を見てください。
不倫を認めた書面は決定的な証拠?
不倫を認めた書面だけでは、裁判で旦那に不倫があったと認めてもらえる可能性は低いです。しかし、その他の証拠を組み合わせれば可能性は高まります。
証拠を組み合わせる例
例えば、夫と不倫相手が「今日もあのホテルに行こうか?」「うん!行きたい」などのようなLINEのやりとりを見つけたとします。そのLINEのやりとりを写真で撮影。
当該写真と夫が不倫を認めた書面を組み合わせれば真実性が上がるため、裁判所は不倫があったと認めることも十分あります。
以上のように、持っている個々の証拠が線として繋がることが多くあります。よって些細なものでも全て証拠として取っておくことが重要です。
夫の不倫の証拠をまったくチェックできない場合
お伝えした方法では、不倫の証拠があるかどうかさえチェックできない場合などもあるでしょう。
最新の携帯電話は、ロックを解除する方法として顔認証が必要な場合もありますし、パスワードも普通はわかりません。
クレジットカードの明細や給与明細に関してもWEB形式が多く、本人しか見られないことも多々あります。
夫の性格によっては警戒心が強く、不倫の証拠に繋がるものすべてをその都度、隠滅させていることもあります。
以上のように、夫の不倫の証拠をチェックがまったくできない場合は、自分から動いて証拠を取りにいかなければなりません。
探偵の利用は費用面がネック
探偵に不倫調査を依頼して、夫と不倫相手がラブホテルなどに出入りする写真を入手することも考えられます。しかし「夫がなんとなく怪しい」という領域を超えられない場合は、探偵を利用するのは段階的にまだ早いです。
「絶対に旦那は不倫をしている!」という確信を持ってからの話でしょう。
そもそも探偵は高額な料金が掛かるため、実際に依頼するのにはハードルが高いです。加えて、旦那の不倫に関する手がかりが何1つない状態での調査依頼はまったくオススメできません。
調査に時間が掛かるために、莫大な費用がかかる可能性が高いからです。
お金に余裕ある、または多額の費用を覚悟の上で依頼したい場合以外は、探偵の利用はできません。
※ 不倫調査における探偵費用の詳細は「探偵の不倫調査はいくらの費用がかかる?【料金を抑えるポイント】」で取り上げています。
GPSなら気軽に利用できる
探偵に調査を依頼するのが難しい場合は、不倫調査用のGPSを利用するのも1つの方法です。GPSを夫の車の底の部分に設置すれば、夫にバレずに行動を監視できます。
夫に仕掛けたGPSがラブホテルの位置を示していたら、その履歴データは有力な証拠となります。そのデータを元に夫に追及すれば、不倫を書面で認めさせることにも繋げられます。
※ GPSの証拠能力などの詳細は「【不倫調査】GPS設置はプライバシー侵害で違法?証拠能力はある?」で取り上げています。
夫の行動パターンがわかるので探偵を利用しやすくなる
GPSで徹底的に夫の行動パターンを把握した上なら、探偵を利用しやすくなります。
夫の行動パターンが把握できているため、次のような情報がわかっています。
何曜日にどの場所で不倫相手と待ち合わせし、どのラブホテルを利用するのか。
夫の不倫活動の情報があれば、調査を担当する探偵は断然に追跡がし易くなるので、証拠も得やすくなります。加えて、調査時間を絞れるため費用も極力抑えることもできます。
まとめ
「夫がなんとなく怪しい」という疑惑を持ったときに、妻がとるべき適切な対応法などを解説しました。
不倫のチェックリストに該当する数が多いほど、夫は不倫している可能性は高まります。
夫の不倫を確信したなら、自身の望む形での解決を望むなら、不倫の証拠を得る必要があります。お伝えした内容を参考に証拠を入手してください。