最近、夫の様子がおかしい。これまでと比べて行動が明らかに変だし、怪しい…
このような変化を夫に感じるのなら、不倫を疑ってみるべきでしょう。しかし様子がおかしいからといって、単にそれだけで夫は不倫をしているという確信は持てないでしょう。
ここでは様子のおかしい夫が、本当に不倫をしているかどうか? を確かめる方法を解説。本記事でお伝えしている9つのチェックポイントを確認することで、夫の不倫の有無がわかります。
夫は基本的に本気で不倫をしていない
最初に、夫の不倫の特徴や傾向についてお伝えします。
「今ある家庭を壊してでも不倫相手との関係を続けたい。または妻とは離婚して不倫相手と一緒になりたい!」
世の既婚男性は、このように「本気」で不倫相手に夢中になるタイプは少なく、ほとんどは「遊び」の感覚です。もっといえば「体の関係」だけを求めています。
「今の家庭や夫婦関係は壊したくないが、不倫相手との関係も続けたい!」という、都合のよい関係を望んでいます。
よって不倫がバレれば、妻と離婚したくない夫は、不倫をすぐに認め反省し、不倫相手と別れるケースが多いです。
不倫相手との関係が長いと夫は本気になる
少数ですが、なかには不倫相手に本気になる人もいます。
夫は離婚も覚悟した上で家を出て、不倫相手の家に転がり込んで一緒に暮らし始める。その後に妻へ対して、離婚請求するようなケースもあります。
夫が本気になるケースの多くは不倫相手との関係が長いとき。妻が夫の不倫をずっと見抜けずにいたため、その間に夫と不倫相手の関係性が深まったのが原因です。
夫が不倫相手に本気になられると、妻は離婚するつもりがなくても、離婚をせざるを得ない状態になりかねません。
よって「夫の様子がおかしい」と感じたなら、夫が不倫をしていないかを早急に確認する必要があるでしょう。
夫の不倫の兆候|9のチェックポイント
夫の不倫の兆候をお伝えします。チェックすべきポイントは次の9つの内容です。
これらが多くあてはまるなら、夫は不倫している可能性は高いです。
個別に内容を解説します。
夕食を外で済ますことが多くなった
夫は今まで仕事がどれだけ遅くなっても夕食を家で取っていた。
ところが急に会社の飲み会や取引会社との接待など、何かと理由をつけて夜に外食することが頻繁になった。これは不倫相手との密会時に、一緒に食事しているからと推測できます。
夫が営業職ならこのようなことも考えられますが、そうでない場合は特に疑って探りを入れるべきです。そこで外食してくるという日に夫に連絡を入れてみましょう。
何度かけてもその場でとらずに折り返してくる場合が多い。
食事や一緒に飲むメンバーや場所を聞いても、具体的な内容を話さない。
このような場合は、不倫の可能性は濃厚といえます。
休日出勤が急に増えた
今までも休日出勤が多い場合や、前々から休日出勤が増えることを宣言されていれば、不倫の可能性は少ないでしょう。しかし、その前ぶれもなく休日出勤が急に増えたのなら、不倫相手ができたという可能性が高いです。
【特に夫の表情に注目してください】
休日出勤が増えると、おのずとテンションは下がり、機嫌も悪くなります。ところが疲れた表情は見せず、何だか楽しそうにも感じるような場合は、不倫相手と会っていたと考えるのが自然でしょう。
泊りの出張が増えた
不倫相手との関係が深まれば外泊するようになります。
外泊をするとなると、何らかの理由を要しますが、理由として多いのが「泊りの出張」です。
残業や休日出勤の頻度が増え、さらに泊りの出張が入るようになった場合は、夫が不倫していることに疑いの余地はありません。
この場合、会社に連絡をすれば、本当に出張などをしているか否かがすぐにわかります。
毎週定まった曜日に帰宅時間が遅い
夫の不倫相手は、土日祝日が固定の休みとは決まっていません。平日の火曜日や金曜日など、特定の曜日に固定されている可能性もあります。
よって、いつも特定の曜日だけ決まって帰りが遅いというのは、不倫相手の休日にあわせて密会している可能性があります。
車に違和感を覚える
車に女性と思われる長い髪の毛が落ちていた、車内の香りがいつもと違う、座席の位置がいつもの位置から変わっている。このような違和感が覚えたら、不倫相手を車に乗せている可能性があります。
同時にカーナビもチェックしましょう。ルート検索をしていれば、最近のものだと履歴が残っている場合があります。
その履歴を調べたところ、どうみても自分とは行った記憶がない。または夫が告げていた行き先と違う場所であれば、かなり怪しいでしょう。
GPS・レコーダーを仕掛けてみる
夫が普段から車を使っている場合、GPSをなどに仕掛けて、夫の動きを監視するといいでしょう。
GPSの履歴でラブホテルに滞在していたデータがあれば、それは立派な状況証拠となります。
※ GPSと不倫の証拠に関しては「【不倫調査】GPS設置はプライバシー侵害で違法?証拠能力はある?」で取り上げています。
同じくICレコーダーを仕掛けてみるのも、不倫の真実を追求する1つの手段です。少なくとも24時間以上録音が可能なものを用意しましょう。
ICレコーダーを夫からは見つかりにくく、音声が拾いやすい場所に仕掛けるのです。
GPSやレコーダーは、残業で帰りが遅くなると宣言していたり、泊まり出張に行くときは、なるべく仕掛けたいところです。
服装の趣味が変わった・オシャレに気を使いだした
夫が今までの服装の趣味とはまったく違うものを着用し始めたら、不倫相手の趣味(希望)に合わせていると推測できます。
服装に興味を示さなかった人が、急にオシャレをしはじめるのも不倫の兆候。
不倫をすると、相手に気に入られようと、オシャレをする人が多いからです。
夫から香水の匂いがした
不倫をしていた場合、不倫相手とハグなどすれば、相手の香りが移ります。
夫はそれに気づかない&気にしないことが多いのですが、女性である妻にはよくわかることです。
一度ならたまたまということがありますが、何回も同じ香りがしたら不倫している確率は高いといえます。
他にはスポーツジムに通った帰りなどでもないのに、風呂上がりのボディソープの香りがした場合なども疑うべきでしょう。
金遣いが荒くなった
不倫相手との食事代やホテル代や旅行代、プレゼント代のために、お金の使い方が荒くなった可能性があります。
携帯電話からわかる不倫の兆候
最後に携帯電話からわかる不倫の兆候についてお伝えします。
夫の不倫が発覚するきっかけとして、特に多いのが携帯電話からです。
まず何よりも先に、夫の携帯に関することをチェックしてみましょう。
- 携帯を仕事用に必要だと言って二台持っている
- 常にLINE等でやり取りしている姿を見る
- 携帯に暗証番号をかけてロックしている
- 家でも常に自分の近くに携帯を置いている
- 電話が掛かってくると、違う部屋に行く
- 夫の携帯に掛けた際、夫の受け答えがぎこちない時がある
- 発信・着信の履歴が全て消されている
- フルネームで登録されていない人がいる
- 予測変換で好意的な文面が出てくる
- LINE等が来てもその場で確認せず、一人になってから確認する
- 家ではマナーモードにしている
あなたが旦那の携帯を触ると慌てる
これらの内容に複数チェックが入る方は、夫に不倫をされている可能性が高いといえます。
夫の不倫を確信した場合に取るべき行動
不倫のチェックをした結果、夫が不倫をしていると確信した場合の取るべき行動をここからは解説。取るべき行動は夫と【離婚する or 離婚しない】で変わります。
まずは離婚しない場合についてお伝えします。
離婚しないなら、夫にすぐに揺さぶりをかける
男性は女性と比べ、嘘や隠しごとが下手な人が多いです。そこで次のように誘導尋問しましょう。
「最近いつも帰宅が夜遅いけど私知っているの。あなた不倫をしているでしょう? 証拠もあるわよ。」
嘘や隠しごとができない多くの夫は、動揺し、顔や言動におかしな点がでてきます。
さらに追い打ちをかける言葉を夫に投げかけましょう。
【正直に話せば許すつもりだけど…】
この言葉は、ここで白状すれば許すが、後からバレたときは、離婚するよ、という意味合いを持っています。
冒頭に伝えた通り、離婚を覚悟して不倫をしている男性は少ないです。よって離婚したくない夫は、不倫を認め始めることが多くあります。
夫が不倫をしている確信を持った、もしくは可能性が高いと感じたなら、先ほどの例のような揺さぶりをすぐにかけましょう。
確実な証拠を得ようとして夫を泳がしてはいけない
ときどき確実な証拠を得るまで、夫を泳がそうとする方がいますが、おススメできません。
泳がすということは、それだけ時間がかかります。時間が掛かるほど、夫と不倫相手の関係が深くなり、夫が本気になる可能性が十分あるからです。
お伝えした通り、夫が本気になれば、不倫相手と一緒になりたいと考える恐れもあります。結果、こちらは離婚するつもりがなくても、夫が離婚を求めてくる事態に陥ります。
離婚となってしまう場合も
妻が夫と不倫相手との不倫関係を何度も確認することで、自分の予想以上にショックを受けてしまうことも。結果、夫に強い嫌悪感などを抱いてしまい、最終的には離婚となることも多くあります。
離婚しないなら「誓約書」を作成しよう
離婚をせずに夫婦修復を目指すなら、不倫の再発防止に力を入れる必要があります。
再発防止の有効な手段としては【誓約書】を作成することです。
誓約書とは端的にお伝えすると、次のような不倫の再発を防止する内容が書かれた書面です。
「~さんと不倫していたことを認めます」
「相手とは一切の関係を断つことを誓います」
「もし約束を破れば慰謝料300万円支払います」
夫はもちろん、不倫相手にも示談書へ署名・押印をしてもらましょう。
不倫の当事者双方から誓約してもらえば、より再発防止に効果があるので安心です。
※ 誓約書については「【不倫をやめさせる方法】誓約書を作成する際のポイントなどを解説」でも取り上げています。
夫婦関係を修復させよう
夫の不倫の事実が発覚すると、否応もなく夫婦関係にヒビが入ります。ヒビは放置しておくと、夫婦関係のさらなる悪化を招き、最終的には離婚につながるため、夫婦関係の修復は必須です。
不倫したすべての責任は夫にあるとは限らず、妻も多少なりとも責任がある場合もあります。
例えば、夫が妻にセックスを求めても、いつも拒否している場合や、子供の世話ばかりで夫はいつも適当にされているなど。
自分の性的欲求や愛情を補うために、不倫に走る男性も多いのです。よって、妻自身も見つめ直すことが必要であり、それが夫婦関係の修復の第一歩となります。
離婚を決意したなら「不倫の証拠」を固める
夫の不倫が許せず離婚するなら、まずは不倫の証拠をしっかりと押さえましょう。不倫が原因で離婚する場合は、夫に慰謝料を請求できるからです。
不倫の事実を証明できる証拠がなければ、夫から慰謝料を払わすことは基本的にできません。
不倫の決定的な証拠としては、二人がラブホテルに出入りする瞬間や、まさに性交渉をしている最中を撮った写真や動画などです。
※ ラブホテルと不倫に関する詳細記事は「ラブホテルで不倫をした夫と不倫相手に慰謝料請求する【必要な証拠】」で取り上げています。
その他不倫の証拠
その他の証拠として、不倫がうかがえるLINEや、通話履歴、夫や不倫相手が不倫事実を認めた書面などが挙げられます。
注意点としては、これらの証拠はそれ単体では裁判になった場合、基本的に不倫があったとは認めてもらえない点です。よって、それ単体だけでなく複数の証拠が必要となります。
※ 不倫の証拠の詳細は「【不貞行為の証拠集め】証拠になるものを解説|不倫の自白は立証可能?」で取り上げています。
場合によっては不倫相手にも慰謝料を請求できる
離婚することになった責任は何も夫だけではなく、夫の不倫相手にも多少なりとも責任があります。妻とすれば夫だけでなく、不倫相手にも責任をしっかり取ってほしいと考えるのは当然でしょう。
場合によっては、夫のみならず不倫相手にも慰謝料を払わすことは可能です。そのための主な要件は次の通り
- 不倫相手が夫を既婚者だと知っていた
- 2人に性交渉があったこと
- 夫婦関係が破綻していなかったこと
- 不倫の証拠があること
※ 不倫相手に対する慰謝料請求の要件の詳細は「不倫相手に慰謝料請求するには?【故意過失など請求要件5つを解説】」で取り上げています。
まとめ
様子のおかしい夫が、本当に不倫をしているかどうか? を確かめる方法を解説しました。
お伝えした9つのチェックポイントに数多く当てはまれば、夫は不倫している可能性は高いです。
夫の不倫を確信したなら、本記事でお伝えした適切な対処をとりましょう。適切な対処がとれるか否かで結末は大きく変わります。