お互いに気持ちが固まっていざ離婚することになったけど「何をどんな順番で進めていったらいいの?」と初めてのことならわからないのは当然ですよね。
離婚するには離婚届を提出すればいいんだろうけど「他にもやることあるよね?」「やるなら完璧にやりたいし…」と思う気持ちよくわかります。
私も離婚は初めての経験でしたが、きちんと準備をして手順通りに進めていけば大丈夫でした!
これから離婚の手続きを進めていくのなら、この記事を読んでまずは離婚成立までの流れをイメージし、万全の準備をして臨んでくださいね。
Contents
協議離婚の流れと手順
ここでは夫婦がお互いに同意し離婚する「協議離婚」についてお話をしていきます。
お互いが離婚に同意した後のおおまかな流れは
- 事前に話し合って細かい条件について決める
- 離婚協議書を作る
- 離婚届を提出する
となります。
それでは一つ一つ見ていきましょう。
事前に話し合って細かい条件について決める(慰謝料・親権・養育費・面会・財産など)
離婚すると決めたら離婚届を出す前に、必ず細かい条件について夫婦で話し合って決めておきましょう。
ここで妥協したり、いい加減な取り決めをしてしまうと、後が大変なことになります。
話し合いもしたくないくらいの気持ちかもしれませんが、ここは踏ん張りどころです。
事前に決めておきたいことは
- 慰謝料
- 子どもの親権
- 養育費
- 面会について
- 財産の分与
おもにこの5つです。
お互いにまず主張をすることになりますが、どちらも自分の言い分ばかりで話がまとまらない場合は、ある程度の譲歩も必要ですよね。
話し合いに臨む前に、自分の中である程度の金額や条件を決めておいて、それで相手が納得しない場合は「どこまでなら妥協できるか?」というところまで考えておきましょう。
それぞれの項目について細かい内容は以下の記事にまとめていますので、あわせて参考にしてください。
慰謝料⇒
親権⇒
養育費⇒
面会⇒
財産⇒
離婚協議書を作る
二人で話し合って決めた条件は口約束だけでは忘れてしまったり、都合が悪くなると相手がとぼけて違うことを言いだす可能性もあります。
それを防ぐために必ず「離婚協議書」という文書にして残しておきましょう。
お互いが署名捺印した書類を残しておけば、いざという時に証拠となります。
さらに離婚協議書を公正証書にしておけば、法的な効力も発生します。
例えば相手が養育費を払ってくれなかったら、給料の差し押さえができたりするのです。
離婚協議書の作り方や、私が実際に作った文例などはこちらの記事にまとめています。
公正証書については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
離婚届を提出する
離婚協議書が完成しお互いに署名捺印をしてから、ようやく離婚届の準備に入ります。
一回で受理されるように記入漏れや間違いがないよう、入念にチェックしてください。
私は一人で離婚届を提出しに市役所へ行ったのですが、結局元夫を電話で呼び出すはめになってしまいました。
離婚届の書き方や提出について、また私の失敗についてもこちらの記事にまとめていますので、参考にしてくださいね。
離婚後の様々な手続き(健康保険、年金、児童扶養手当など)
離婚届が無事に受理されて、離婚が成立した後にもいろんな手続きが待っています。
私がやったのは
- 社会保険から国民健康保険への切り替え
- 厚生年金から国民年金への切り替え
- 児童扶養手当の申請手続き
- 子どもが二重国籍だったので日本国籍を選択する手続き
どの手続きにもいろんな書類が必要になり、全部そろえるのに時間がかかりました。
健康保険と年金についての手続きはこちらに。
児童扶養手当の申請手続きについてはこちらに詳しくまとめていますので、参考にしてくださいね。
おわりに
離婚はただ離婚届を提出すればいい、っていうもんじゃないんですね。
私も自分が経験してみて初めて知ることがたくさんありましたし、思ったより時間がかかりました。
協議離婚の大まかな流れは
- 夫婦で事前に話し合って細かい条件について決める
- 離婚協議書を作る
- 離婚届を提出する
そして、離婚成立後には
- 健康保険や年金の手続き
- 児童扶養手当などの申請手続き
などが待っています。
事前にやるべきことや、必要な書類を書き出しておいて、イメージをしておくと随分違います。
こういう手続きの事務も、なかなかのエネルギーを使うんですよね。
事前にしっかり準備をして、できるだけミスがないようにスムーズに手続きが終了することを願っています。