夫からのモラハラやDVの部屋

モラハラと亭主関白の違いとは?結婚前に見抜けないもの?

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一見すると似ている亭主関白とモラハラ

その違いって一体何なんだろう‥?

とふと疑問に思う時や
人に言われた時に言語化する時に悩んだりする事ってありませんか?

「モラハラだなんて言い過ぎなんじゃないの?」
「ただの亭主関白でしょ?大袈裟だよ」
「亭主関白なのをモラハラだと騒ぐ方がおかしい」

モラハラは実際にモラハラを受けた人にしか分からないですし
経験をしていない人には想像する事すらも難しいかと思います

私は専門家でも何でもありませんが実際にモラハラを受け続けた一個人として

  • モラハラと亭主関白の違い
  • モラハラは結婚前に見抜く事は出来ないのか?
  • モラハラはされる側にも問題がある?

こちらについてお話させて頂きたいと思います

モラハラと亭主関白の違いとは?

まず亭主関白とモラハラの大きな違い
これ、個人的には
決定権があるかどうか
だと私は思います

亭主関白と言えば何でも許される訳ではない

高度成長期の日本では亭主関白は当たり前で
「家庭は女が守るもの」
この考え方が一般的でした

だけどこの「家庭は女性が守るもの」と言う考えや意見が通っていたのは名の通り
男性自身も男としての責任を果たしていたからなんですよね

高度成長期の団塊世代と言えば労働基準法なんてあってないようなものですし
残業なんて当たり前で仕事で何日も帰って来ない事自体が当たり前

結婚する時も女性も家庭に入ると言う覚悟を持って家庭に入っていて
現代のように女性が社会に出る事が有り得ないバリバリの男尊女卑の時代でした

だけど時代は代わり今では女性の社会進出も当たり前になった世の中で
何なら能力さえあれば男性をも凌ぐ程の収入を得る事だって出来る時代になり
男尊女卑の時代なんて平成の時点では既に過去の遺物です

亭主関白が許された理由

先にもお話しましたが亭主関白が許されてまかり通ったのは男性自身も男としての責任を果たしていたからであって
ちゃぶ台返しなんてものは今も昔も変わらず暴力ですしDVですが

「子供の事で相談が‥」と言っても
「家庭の事はお前に任せてあるんだからお前が決めろよ
疲れてるんだから休ませてくれ」と
そう言っても通用したのはそれなりの収入を得てくれていたからだし
寂しい気持ちや不平不満はあれども毎朝早くに家を出て夜遅くに帰ってくる

毎日本当に仕事を頑張ってくれて家族が生きていくのに何不自由ない生活をさせてもらってるんだから文句は言えないじゃないでか

確かに「誰のお陰で飯が食えてると思ってるんだ!!?」と
そんな言ってはいけない言葉を口にする事もあるし、それは決して許される事ではないだろうけれど

だけど「家の事はお前に任せてあるんだから」と、家の事は放置で仕事優先であるけれども
その代わりに家の中の事での決定権は妻に一任されているし
間違っても「お前は社会の底辺なんだから」なんて事は口にもしなければ発想自体もない

だけどモラハラ夫の場合って全てにおいて口と行動が伴っていないんですよ

モラハラの場合

まずモラハラ夫の場合って収入が伴っていない事の方が大半じゃないですか?

私の知っている不動産の社長さんは紛れもなく亭主関白なんですよ
だけど決して家族に不自由させる事のない生活を送れているどころか、寧ろセレブです

当然ながら亭主関白ですが絶対に奥さんを卑下するような事は言わない
「俺は仕事してくるからお前は家の事を頼むわ」で、仕事から帰れば一歩も動く事なく上げ膳据え膳のマッサージ付き

それでも年収5000万の生活をさせてもらえるのであれば喜んで上げ膳据え膳にマッサージ、させて頂くじゃないですか(笑)

だけど実際のモラハラ夫ってそこまでの収入ありませんよね

そんな年収5000万なんて見た事もないような額を持って帰って来いとは言わずとも
せめて家族が生活をするに困らない位の給料で、専業主婦で養っていけるだけの給料があれば良いと思うんですよ

だけど実際は毎日毎日いつ何時もお金の計算をしなければならなくて
優雅にランチやお茶だなんて論外で、自分の化粧品一つ買う事もままならない

ジュース1本買う事にすらも計算して買って後悔しないかどうかを考え抜かなければならない程の極貧生活を強いられた揚げ句に
「俺が養ってやってる」

いやいやいやいや‥
こちとら戦時中ですか?位の生活を強いられていますけど!?? と

言い方は悪いけれど家族を一人で養うだけの収入も得られない人間に、正直上から目線で偉そうに言われたくはないじゃないですか

偉そうに言える、本当の亭主関白は偉そうに言えるだけの事をしているから許されるのであって
夫婦で共働きじゃなければ生活が苦しいようなお給料で偉そうに言える立場ではないですし

モラ夫の場合は何かにつけて制限するので基本的に自由もなければ決定権もないもがモラハラと亭主関白の大きな違いで

モラハラ夫は妻を卑下する事で優位に立とうとする

例えば亭主関白の場合
「子供の幼稚園なんだけど‥」
そう相談しても
「忙しいんだからお前が決めろよ」

だけどモラハラ夫の場合だとどんなに調べて調べて調べて調べて
その中で「ここが安くて職場にも通いやすいし良さそう!!」と思っても嫁に決定権などなく
まともに話も聞かないままで却下します

何も知らない、自分では調べもしない
ただ「嫁の上を行きたい」と言う理由だけで却下なんです

そこに妻の意見も選んだ理由も何も存在はせず、妻に決定権は与えない事が目的である事と
「俺の方がお前よりも遥かに知識があるんだから俺の言う通りにしろ」と、自分が優位である事を知らしめたいが為だけです

だからと言って「だったらもうあなたが全部決めてよ」と
そう言えばそれはそれで絶対にしないんですよ
面倒臭いし否定がしたいだけの人種だから

忙しい訳でもなければ時間がない訳でもない
家に帰ればソファーで横になってスマホゲームをしているだけの状態なのに
家の事に対してインターネットで調べると言う事を一切する事もなく
相手が出した提案だけは却下する

これがモラハラの特徴です

モラハラは結婚前に見抜く事は出来ないのか?

よく言われるのが
「どうして結婚前にモラハラを見抜けなかったの?」
「結婚前にモラハラの予兆はあったんじゃないの?」
ですが

見抜くなんてまず無理です

だって普通の人間ってモラハラなんて無縁の世界で生きているじゃないですか
危機感が足りないと言われればそれまでなのかも知れないですが、まさか自分がモラハラ被害者になるなんて思ってもいなければモラハラをする人間が身近にいるとも思っていない

更に言えば付き合ってる時の多少の俺様はまだ許容範囲内なんですよね
そもそも俺様が少しでも許せないのであれば付き合っている段階で当然別れていますし

「この程度の俺様なら男らしいの範囲内だわ」
そう思えるから結婚するんですよ

付き合っているだけの状態であれば男性の方も養っているとは思わないし言わないじゃないですか
結婚前に「言っとくけど俺は亭主関白だからね」
そう宣言されても「うん、知ってる」程度でしか思いません

誰だって自分に対して自信がない部分もあれば至らない点はあるにしろ、まさか結婚したら毎日暴言を吐かれて卑下され続けるとは思わないですし、結婚生活がそんな生活でしかない事が事前に分かっているのであれば結婚しないし

「男だから」と言う理由だけで全ての責任放棄して偉そうにふんぞり返り、更には毎日「お前はダメだ」と言われるような生活だと分かりきっているのに結婚する人間なんてよっぽどじゃない限りいないと思うんですよ

「夫婦とはお互いのいい部分も悪い部分も全て受け入れて歩み寄りながら本当の夫婦になっていくもの」
そこに対して異論はありませんが限度はありますよね

夫婦になったからと言って何もかもが許される訳じゃない
夫婦と言えども他人だどうだと言う前に、お互い一人の人間じゃないですか

そうなれば当然言っていい事や悪い事の区別も付けなければならないし、やっていい事と悪い事だってある

だけどモラハラをする人間と言うのは「全てを受け入れて然るべき」だと思っている事と、団塊世代の結婚像が当たり前だと思っているんですよ

何も伴っていないのに

収入が減ったのは時代のせい
女が働くのも今は男が働いて養うと言う時代ではない
だけど女は黙って家庭を守れ(俺に従え)

と言う、支離滅裂な思考回路なんですが
付き合っている段階でそれを宣言する男性なんていませんよね?

そんな事を堂々と言って結婚する女性なんていない事は自分でも理解出来ているから
だから結婚するまでは何も言わないんですよ

私は結婚はスタートだと思っています
付き合っている状態はある意味結婚するまでの助走で
最終的なゴールはそれこそお互いのどちらかが息を引き取る時と夫婦で同じお墓に入る時

いい人生だったと思えるかどうかが人生のゴールで、そこを目指す為の伴侶を選ぶ事が結婚だと思うんですが、基本的にモラハラをする人間は「今」しか見ていない

だから 結婚=ゴール だと思っていて
結婚さえしてしまえば例え何があっても安泰だと無駄に信じて疑う事もなく
何なら常に自分だけが努力し、この結婚生活は自分の努力のみで成り立っていると思っている

どんなに罵声を浴びせても
どんなに暴言を吐いても
言われた方はその言葉が一生残るとも思わずに、その場だけ機嫌をとって話が終わればそれは全て過去の事となり

言われた言葉が蓄積すると思いもしないから
「被害妄想が激しい」
「しつこい」
「いつまでも言うな」
「そんなに俺を悪者にしたいのか」となる

別に悪者にしたい訳ではないですよね
誰だって自分の旦那様を悪者にする為に陥れようとは思わないものです

ただありのままに現実を話せば悪者にしかならないだけ

モラハラはそんな人を夫に選んだ自分が悪い?

「そんな事言ってもそんな人を旦那に選んだのは自分でしょ?」
「そんな人でも好きだから結婚したんでしょ?」
「早まらないでしっかり話し合いをするべきよ」

そんな事を言う人も中にはいます

モラハラ被害は冒頭でもお話したように実際に経験して自分が被害者にならなければ決して分からないですし
普通の夫婦であれば話し合いだって可能ですがモラ夫相手に話し合いなんて不可能だと言うのも、モラハラ被害者じゃなければ分かりはしません

通常の人は話し合いが出来るんですから

話し合いが出来ない人種がいるとも思っていない事が大半で
「何事も話せば何とかなる」と思っての発言を本気でしています

これはそう思う事が無神経でも無知でもなく、それだけモラハラと言うのが異常な証でもあって
通常は夫婦で何か問題が起こればお互いにどう思っているのかの意見を出し、その意見の中から噛み合わなければお互いの意見をすり合わせて最終的に2人で解決策を見出すものですが

モラ夫相手の場合はそもそもこちらの意見など最初から聞くつもりもなければ解決させるつもりもない
「とりあえずこの場を納める為だけに相手をねじ伏せられればそれでいい」がモラハラの特徴で
相手の意見を一切聞く事なく自分の思う通りに話を進めて自己陶酔がしたいだけの相手に対してそもそも話し合いなんて不可能です

本当に酷くなれば自分が文句を言いたいが為に起こりもしない出来事で詰めにかかってくる事もある位で
元旦那は特に異常だったのもありますが、ある時は私の借金が原因で朝まで殴られ続けた事もあります
借金どころかローンすらもなかったんですが

入籍して数日経ったある日、借金業者から旦那の方に電話が入り
「結婚したんなら旦那のお宅が借金払うのが筋ですよねぇ?」
と脅された

だけどどんなに聞いても
「会社名は名乗ってない」
「着信履歴は消去した」
「振込先も聞いてない」
全体的に有り得ないです

だけどそんな事は通用する事なく、ひたすら罵倒され殴られ続けました
「嘘を吐くな!!」と
そこに理由や原因なんて存在せず、ただ機嫌が悪かったと言う理由だけですし

旦那の友達にナンパをされてホテルに行った事になり
「慰謝料として俺に200万払えば許してやる」と言われた事もあります

仕事で出勤確認も全て取れる状態ですし、そもそもそんな友達知らないですし(笑)
その時はまた新たに借金をしていたので何とかお金を回そうとしたみたいなんですが
そんな人間相手にそもそも話し合いなんて絶対不可能じゃないですか

だけどこんな事、モラハラ経験者でなければ絶対に分からない
世の中にまさか話を捏造してまで人を傷付ける人間が存在するだなんて誰も思わないですから

通常の人は話し合いが出来て当たり前なんですし
通常は何かあれば話し合いをして歩み寄るのが夫婦ですし
こんな事、夫婦に限らず対人関係であれば誰しもが当たり前に出来る事です

だから当然何も知らない人は
「モラハラ夫と言えどもきちんと話し合えば分かるはず。お互い大人なんだから」
と、一般的な考えで発言しますし通常の人間相手であれば寧ろ正論なのかも知れない

だけどモラハラ夫の場合はそんな一般論は通用しないですし
その“一般論が一切通用しない相手が存在する”と言う事自体が既に異常です

モラハラは結婚前に見抜く事が出来ない方に非がある訳でもなければ
そんなモラハラ夫を選んだあなたが悪い訳でもない

平気で人を傷付けてまで自分が優位に立とうとする大人がこの世に存在する

悪いのは人を傷付け、見下し、人格否定をする人間の方です

さいごに

「する側もする側だけどされる側にも問題はある」
そう言う人も中にはいますが、実際にモラハラ夫と生活をした中で私は今でも思います

何があっても人格否定をされなければならない程の事をした覚えはない と

確かに私自身口も悪かったですし当時は若さもありました
なので喧嘩になれば殴られてしまう事も致し方ないかと思う部分も多少はあります

だけど社会に出てからは仕事だけはきちんとしてきたつもりですし
借金どころかローンを組む事もなく、ある程度の貯金もしていました

人より何か優れていると言う事はありませんが、それでも
ギャンブルで借金を作り、人妻に手を出して慰謝料請求をされて借金を作り
前妻との間の子供の養育費も払いもせず、二日酔いで平気で仕事を遅刻する

そんな男よりは遥かに私の方がまともだったと思っています

どんなに高学歴だったとしても
どんなに高収入だったとしても
他人を見下し、卑下するような人間はクズだと
私は今なら全力でそう答えます

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