新年度が始まると、学校のPTA役員決め…頭痛いですよね(-_-;)
特に世帯主として一家の大黒柱であるシングルマザーにとっては、仕事そんなに休めない!できれば避けて通りたい!というのが本音ではないでしょうか。
私は上から小4息子、小2娘、2歳息子の子ども3人を育てるシングルマザーですが、去年は保育園のクラス役員、今年は4年生の学級副委員長を引き受けました。
シングルマザーは学校のPTA役員を免除されないの?と聞かれたことがありますが、そんなことはありません。
でも、私は自分の体験から、シングルマザーでも実は役員を引き受けた方がメリット多いかも!って感じたんですよね。
どうしてそう思ったのか、PTA役員を引き受けることになった過程、実際の仕事内容なども含めてリアルにお話します。
PTA役員決めで毎年頭の痛い思いをしているシングルマザーの方、くじ引きなどで役員に当たって嫌な思いをしているシングルマザーの方、ぜひ最後まで読んでください^^
Contents
シングルマザーは学校のPTA役員を免除されるの?
シングルマザーであることを理由にPTA役員を免除される、ということはこれまでの私の経験ではありません。
シングルマザーと一口に言っても、それぞれの家庭で状況は様々ですよね。
- フルタイムで働いているかどうか?
- 手伝ってくれる親や親せきが近くにいるかどうか?
- 子どもたちの年の差は?一番下は何歳か?
- 自分や家族に持病があったり、介護が必要な人がいるかどうか?
それに、こういうことって、シングルマザーかどうかに関係ないんですよね。
いろんな事情を抱えている家庭って本当にたくさんあります。
だから、「シングルマザー」という理由だけで学校のPTA役員を免除されるのは難しいです。
ちなみに、私の状況は
- 在宅ワークで特に決まった休みはなし、休めば収入が減るので隙あらば仕事
- 近くに両親も親戚もいない
- 子どもは上から小4、小2、2歳半、末っ子が発達障害児で定期的な通院や療育が必要
- 幸い、家族全員健康!
といった感じです。
在宅ワークをしているので、時間の都合はつけやすいんですが、とにかく手を動かさないと収入にならないので「できれば休みたくない」というのが本音です。
シングルマザーは学校のPTA役員を引き受けた方がメリット多い?
私は今年、PTAのクラス役員を引き受けてみて「これって他の役よりもメリット多いかも!」と思うことがたくさんありました。
そう思った理由についてお話しますね。
シングルマザーが小学校のPTA役員を引き受けた理由とは?
うちの子どもたちが通う小学校には役職名がつくPTA役員の他にも、「一人一役」といっていろんな係の仕事みたいなのがあります。
役員にならなくても、必ず何かの仕事を一つは引き受けなきゃいけないんですね。
それに、はっきりとした規定ではないんですが、毎年「役員はまだやったことがない人のなかから選ぶ」というのが暗黙の了解になっているので、学年が上がるたびにそのプレッシャーは大きくなります。
立候補者がいなければくじ引きやじゃんけんになるし、それで負けてイヤイヤ引き受けると後味は悪いですね。
私は今年、立候補者がいなくてくじ引きになるぐらいだったら引き受けても良い、という気持ちで役員決めの話し合いに挑みました。
話し合いの最初に、まず役員から決めていくことになったんですが、立候補者がなかなか出ません。
4年生にもなると
「下の子のクラスで役員になりました。」
「もうすでに経験があります。」
という人が結構多いんです。
近くに座っていた人からも
「5、6年生でやるよりは今の方が楽だよ!」
「誰か仲良い人がいれば一緒にやった方が良いよ!」
と言われました。
もともと「やっても構わない」という気持ちもあったし、たまたま仲良くさせてもらっているママ友と同じクラスになって、その人から「一緒にやらない?私が委員長をやるから!」と誘われたこともあり、結局私は副委員長を引き受けることにしました。
学級委員長・副委員長の仕事内容は?
学級委員長・副委員長の仕事内容はこのようなものがあります。
- 学級内の役員・一人一役が決定したら、名簿&お知らせを作る。
- 学級連絡網の最初と最後を担当する。
- 学校全体のPTA役員の会議に出席する。
- 授業参観後の学級懇談会で司会や記録をする。
- 年度末に先生へのメッセージカードなど、贈り物をする場合はそれを仕切る。
書き出すとすごく大変そうに見えるんですが、実はそうでもないということがわかったんです!
名簿やお知らせ作成
これについては過去に役員をやった人がテンプレートを持っています。
「これ使って!」って回してもらえるので、それに入力するだけ。
私はパソコン業務は得意だったので、1時間もかからずに終わりました。
学級連絡網
学級連絡網を回すことって1年のうちに数回あるかないかです。
それに、最近は学校のホームページやSNSを使ってお知らせを発信することが多いので、電話連絡網を使うのは悪天候による臨時休校とか、それぐらいですね。
PTA会議への出席
今年の4年生は3クラス、学級役員はそれぞれ2名なので全員で6名。
1年間で6回行われる会議に、6名が分担して出ればいいんです。
会議は夜開催が3回、昼開催が3回なので、夜に出るのが難しい私はみなさんに事情を話して(というか、すでに我が家の状況を知っている人の方が多い^^;)昼に回してもらうことを理解してもらいました。
学級懇談会での司会や記録
学級懇談会での資料作成や何を話すかというのは、だいたい担任の先生が決めてやってくれます。
なので学級役員はそれに沿って会を進めるだけだから、特に難しいことはありません。
先生によっては、司会もやってくださる方もいらっしゃいます。
年度末に先生への贈り物
これはいつ頃から始まった風習なんでしょうか?
私が小さいころはなかったですが、最近は定番となっているようですね。
年度末、2月の終わりか3月頭頃に、こっそりとクラス全員の子どもたちに、先生に向けたメッセージを書いてもらって、それを役員がひとまとめにして、最終日に先生に渡すんです。
私は美的センスがないのでちょっと苦手なんですが、過去にやったことがあるママ友もたくさんいるし、パートナーが得意だと言ってたので安心です。
一人一役の仕事内容は?
一人一役は係の仕事のようなイメージですが、役によってはかなり大変なものもあるんです。
仕事内容は
- 資料作成
- 会費徴収
- ベルマークの集計
- 地域のお祭りへの参加や、参加する子どもたちのお世話
- 学級レクレーションの計画やお世話
- 市内で行われるPTA関連の講演会などへの出席
などです。
資料作成や会費徴収は1日で終わる仕事なんですが、定員は1人なので毎年希望者が殺到!
たいていじゃんけんで決めることになり、負けてしまったら「次どれにしよう・・・もう大変な役しか残ってなーい!」ということがほとんどです。
ベルマークの集計は細かい決まりが多く、2か月に一回は集まらなければなりません。
お祭り関係や学級レクレーションの役になると、事前に数回集まって準備や役割分担、買い出しなどが必要です。
また、当日も動き回ることが多く、未就学児がいる家庭では、誰かが子どもを見てくれる保証がないととても無理なんですね。
講演会への出席はたいてい土日です。
我が家の場合、土日は末っ子の保育園もお休みなので、連れて行くしかないから厳しい・・・
一人一役の仕事は、担当者が一人しかいない役も多く、もし当日参加できなくなったら自分で代役を探してお願いしたりしなきゃいけないんですよね。
周りにサポートしてくれる人がいないシングルマザーにとっては、「一人一役の方が大変かも」ということをこれまでの体験から感じていました。
シングルマザーが小学校のPTA役員を引き受けることのデメリット
とは言っても、私のようなシングルマザーがPTA役員を引き受けることは当然デメリットがあります。
私の仕事は在宅ワークだから時間の都合がつけやすいとは言っても、役員の仕事が入れば自分の仕事をする時間が減るのでその分収入は減ります。
しかし、その点は工夫や努力しだいでカバーできることなんですよね。
シングルマザーが小学校のPTA役員を引き受けることのメリット
どうせ何かの役割を引き受けなきゃいけないのなら、役員になった方がメリットは多いかも!と思ったことがたくさんありました。
- 役員は一人ではないので、自分ができないときでも代わりの人がいるし、複数で協力しあえる。
- 「私はパソコン得意だから資料作成なんかは任せて!その代わり、会議は出られないことがあるからお願いしますね。」というふうに分担ができる。
- 上の方(執行部)の役員さんや、先生方と交流が深まる。
- 子どもたちの学校での様子がよりわかりやすくなる。
一人一役で一人ぼっちの役を引き受けるよりは、複数いる中に入って協力しながらできることをやっていくという方が、私にとってはプレッシャーも少なかったし、正直「楽だな」と感じたんです。
おわりに
学校のPTA役員って結局はボランティアですよね。
でも今の制度では誰かがやらなきゃいけないし、みんなそれぞれいろんな家庭の事情なんかを抱えながらやっています。
シングルマザーでこんな状況なんです、ということをメンバーに伝えておけば、みなさん理解してくれるし、そんなに大変な仕事を任されることもありません。
それに、「この資料使って!」とか「このファイルあげる!」というように、少しでも負担を減らそうと協力してくれたり手伝ってくれる人が必ずいます。
もう、本当に感謝♡
どうせやるなら気持ちよくやった方がいいですよね^^
それに、大変な状況の中でも一生懸命な気持ちや姿勢というのは、周りにも伝わります。
そういうことを通して、また人と人とのつながりが深くなったり、新たな発見があったりするんです。
ママ友も増えたし、私生活でも手伝ってもらえることも増えました(≧▽≦)
大変は大変、だけど得られるものの方が大きかったです。
末っ子はまだ2歳だし、これから中学、高校と、3人分あと何年もPTA役員決めの話し合いに挑んでいくことになります。
一度やっておけば経験値も上がって、次が楽になるはず!
いろんなことを前向きにとらえて、楽しくやっていきたいと思います。