子ども3人連れて離婚し母子家庭となったら、ママが一家の大黒柱として仕事をしていかなければなりません。
でもシングルマザーとして仕事と家庭を両立できるのか?子どもたちを養っていけるだけの十分な収入が得られるのか?心配は尽きませんよね。
私も同じような不安を抱えていたのでよくわかります!
私は母子家庭だからって子どもたちに寂しい思いをさせたくないという思いで、在宅ワークの道を選びました。
ここでは、私が在宅ワークでやっている仕事の一つ「フリーライター」の仕事について詳しくご紹介します。
これから子ども3人連れて離婚する予定のママや、ダブルワークを考えているシングルマザーの方へ、少しでも参考になれば幸いです。
Contents
クラウドソーシングとは?
「クラウドソーシング」という言葉は、最近よく聞くようになってきたのではないでしょうか。
サイト上で不特定多数の人に、いろんなお仕事の委託をやり取りするという、比較的新しい働き方です。
私はいくつかのクラウドソーシングサイトに登録をしていて、そこでは主に翻訳とライター(ブログ記事などを書く)の仕事をしています。
私がよく利用するクラウドソーシングのサイトは
です。
こういうサイトには
「私こんな仕事ができます!」と仕事を探す人。
「こんな仕事できる人いませんか?」と仕事を依頼する人。
両方が登録していて、ネット上だけで業務委託のやり取りができる場なんです。
仕事の内容は実に様々で、翻訳やライティングの他にもデザイン・アンケート・データ入力などたくさんあって、初心者向けの案件も多いんですよ。
単発的にできる仕事や、お仕事の発注者と契約を結んで長期的にやっていく案件もあります。
普通、仕事を探そうと思ったら
- 求人募集している会社を探す
- 履歴書や職務経歴書を用意して応募する
- 書類審査を通過したら面接を受ける
- 採用されたらやっとお仕事開始!
という流れで、これだけでもかなりのエネルギーを使いますよね。
ダメだったらまた次を探さなきゃ…いつになったら仕事見つかるんだろう…
こんな気持ちで毎日が不安でいっぱい、精神的に落ち込んだこともありました。
しかし、クラウドソーシングではその面倒なことが一切不要!
すべてネット上で解決するのが魅力の一つです。
長期的なお仕事で契約を結ぶ場合でも、簡単なトライアルというテストがあったり、たまにスカイプや電話などで面接や打ち合わせが必要なものもありますが、空いた時間に自宅でできるので助かります。
クラウドソーシングでライターとして仕事をするには?
私は長年クラウドソーシングを利用して、ライターの仕事をしてきました。
離婚する前は「家計の足しになればいいな」、「自分で自由に使えるお小遣いがほしいな」という気持ちで始めたんです。
ライターの仕事は、特に資格やスキルがなくても誰でもできます。
- 日本語で文章が書ける
- メールでやりとりができる
パソコンでこれぐらいのことができれば大丈夫!
クラウドソーシングのサイトで募集されているライターの仕事は、ほとんど「タスク形式」と「プロジェクト形式」という二つのタイプに分かれています。
どんな違いや特徴があるのか、具体的にお話しますね。
タスク形式
タスク形式の仕事の流れは
- クラウドソーシングのサイト上で自分に合った仕事を探す
- 仕事が見つかったら作業をして納品する
- クライアント(仕事の発注者)が承認すれば報酬発生
契約を結んだり、クライアントと個別にやり取りする手間暇がかからず、とても気軽にできるのが特徴です。
タスク形式で募集されている仕事は、短時間で完了できるものが多いため、単価も安めです。
プロジェクト形式
私がこれまでやってきたライターの仕事は、ほとんどが契約を結んで長期的にお仕事をいただける「プロジェクト形式」というタイプです。
プロジェクト形式の流れはこのようになっています。
- 自分に合う仕事を見つける
- 応募して、条件の交渉をする
- 契約を結ぶ
- 仕事をして納品する
- クライアント(発注者)が確認して検収完了したら報酬発生
タスク形式と比べると、契約を結んだり、クライアントとやり取りをする手間がかかります。
しかし、報酬はこちらの方が断然良いですし、気に入ってもらえたら長期的にお仕事をもらうことができるので、割と安定した収入が期待できます。
例えば、
- 子育てに関する記事5記事で1500円
- 保険に関する記事、1記事1200円~
- 生活に関するお役立ち記事、文字数によって1記事1500円~5000円
など、記事数や文字数で単価が決まっているものがほとんどです。
単価が安い方が初心者向けで、クライアントからの要求も比較的緩いものが多いので、最初はそのような案件をたくさんこなして実績を作っていくのが良いと思います。
慣れてきたら高額案件にもチャレンジしていきましょう。
高額案件は記事の質に対する要求が高かったり、画像選択や、簡単な編集・装飾なども求められることがあります。
そう聞くと難しく感じるかもしれませんが、どのお仕事もたいていわかりやすいマニュアルが用意されていますし、チャットなどですぐにクライアントに質問ができる環境が整っているので、そんなに困ることはありません。
どちらにしても、日本語が読めて書ければ問題ありません。
あとは数をこなしていくことで慣れていきますから、ライターとして働いてみたいなと思ったら、まずはたくさん応募してチャレンジすることが大事です!
在宅フリーライターの働き方
私はこの記事を書いている現時点で、2人のクライアントと契約を結んでフリーライターの仕事をしています。
他にも翻訳やネットビジネスの作業があるので、その日の様子を見ながら書けるときに書くというスタイルでやっています。
仕事の内容や進め方を具体的にご紹介しますね。
小規模サイトの記事を書く仕事
一つ目のお仕事は、個人的にお役立ち情報などのサイトを運営している方から依頼を受けて、記事を書いて提供しています。
内容はお掃除や家事など、主婦が生活の中でちょっと疑問に思ったことを検索して、解決していくような情報サイトの記事です。
お仕事の概要はこのような感じです。
- 記事のテーマはクライアントから指定される
- 1記事あたり2000文字~2500文字
- 単価は1記事あたり500円、5記事1セットで2500円
- 1週間で5記事のペースで納品希望
納品ペースはクライアントから一応希望が出ていますが、実際のところ自分のペースに合わせて、1日1記事でもいいし、1週間で1記事でも大丈夫なんです。(これはクライアントの都合によります)
この案件は、5記事を1セットとして契約しています。
5記事書き終わって、次のお仕事がもらえるかどうかはクライアントの評価や都合次第ということです。
2000文字ぐらいの記事を書くのにかかる時間は、内容にもよりますが、お役立ち情報の記事なら、慣れてくればリサーチも含めて2時間ほどで完成できます。
自分の得意分野でリサーチ不要な内容だったら、1時間以内で書き上げることもあります。
大規模サイトの記事を書く仕事
もう一つのお仕事は、会社が運営している大規模サイトの記事を書く仕事です。
これぐらいのサイトになると、私のような専属のライターさんが何人もいて、記事のテーマもたくさん用意されています。
お仕事の概要はこのような感じです。
- 記事のテーマはクライアントから指定される
- 記事のテーマは一覧表にずら―っと書かれてあって、その中から好きなものを選べる
- 1記事あたり5000文字~
- 単価は1記事あたり1000円以上、歩合制で書けば書くほど報酬アップ
- 納品ペースはライター任せ
こちらは一つ目の案件とは違って、5記事で1セットとかではなく、書きたいだけ書けます。
書いた記事数(文字数)を月ごとに計算して、月末締め翌月末に報酬が支払われる仕組みです。
単価が高い分、記事の内容に対する要求や条件も若干厳しくはありますが、マニュアルが完備してあるので、その通りに進めていけば問題ありません。
文字数も多いのですが、何を書けばいいのかはっきり指示が出されるし、それを調べて自分の言葉で書いていくだけなので、慣れてくれば1日で8000文字ぐらいの記事が書けるようになります。
在宅フリーライターの収入は?
クラウドソーシングのサイトを利用してフリーライターの仕事をした場合の収入ですが、例えば単価が「1記事500円」となっていてもそれがまるまるもらえるわけではありません。
クラウドソーシングのサイトでは「システム利用料」が発生し、それを受注者が支払うことがほとんどなのです。
また、報酬が自分の銀行口座に振り込まれる時にも、手数料がかかることがあります。
このことをしっかり理解しておかないと、「あれ?思ってたより少ない!」ということになってしまうので要注意です。
私も初めて報酬を受け取った時、予想より少なかったのでちょっとがっかりしたんです。
でも、そういうシステムになっているので仕方ありません。
これはあるクラウドソーシングのサイトでライターの仕事をしたときの報酬です。
赤枠で囲ってある部分の上段が、実際に口座に振りこまれた金額です。
青枠の方は源泉徴収額で、普段の案件では源泉徴収されることはほぼありません。
クライアントが大手の会社だと、源泉徴収額が差し引かれた金額が振り込まれるので報酬が余計に少なく感じますが、これは確定申告をすれば戻ってきます。
この時期は末っ子が病気しまくっていた時で、1日に1記事書けたかどうか?というぐらいでした。
2週間に1回は熱を出して、保育園から「お迎えお願いします」という電話も何度かかってきたことか。
インフルエンザに、手足口病に、突発性発疹に・・・もらえるものは何でももらってきた感じでした。
「お勤めしていたら確実にクビだわ…」とぼやいていたのを今でもよく覚えています。
そんな状況でも空いた時間に記事を書いて、これぐらいの副収入を得ることができれば、パートを掛け持ちするよりは断然効率が良いと実感したのです。
在宅フリーライターとして働くことのメリットは?
私が実際に在宅フリーライターとして働いてみて感じているメリットは、次の4つです。
- 好きな時間に働ける
- やればやるほど収入が増える
- 新しい知識が増える
- ライティングスキルがアップする
好きな時間に働ける
これは本当にありがたいことです。
身支度を整えて会社に出勤せずに、パジャマのままでも、すっぴんのままでも、料理作りながらでも、家事の合間でも、小さい子どもの寝かしつけをしながらでもできちゃう!
私は最近、スマホで音声入力をするのにもハマっていて、ちょっとリサーチしたことを記事の下書きに追加するときなんかすごく便利なんです。
家事をしながらでも子どもを抱っこしたままでもスマホに向かって「ごにょごにょ」と話しかけるだけ。
Evernoteだったら、パソコンと同期できるし、「保存」ボタンなんて押さなくても勝手に保存してくれるし、すごく重宝しています^^
好きな時間に働けて、ちょっとした隙間時間も有効に使える!これはいちばんのメリットだと実感しています。
やればやるほど収入が増える
ライターの仕事には上限がありません。
書くのが大好きで、スピードも速い人だったら、何人ものクライアントと契約していくつもの案件を掛け持ちできます。
大手だったら記事のテーマもたくさんあるから、書きたい放題。
歩合制のお仕事だったら、納品記事数が増えれば単価も上がるし、ボーナスをもらえたりすることもあるんですよ。
新しい知識が増える
自分があまり知らないジャンルの記事を書くと、その方面の知識が身につきます。
私はライターの仕事のお陰で、それまで全く縁がなかったある分野のことがとても詳しくなったんです。
それだけでなく、記事を書くときに使うツールやソフトなど、パソコンスキルもどんどん磨くことができたので、ネットビジネスを始めて自分でサイトを立ちあげるときに非常に役立ちました。
ライティングスキルがアップする
ライティングスキルは、私が在宅ワークのみで生きていくのにとっても重要です。
特にネットビジネスを始めたときに、そのことを強く実感しました!
私は長い間ライターの仕事をしていたので、書くことに全く抵抗がなくなり、むしろ大好きになりました。
実は小学生の頃、作文や読書感想文が大嫌いで、苦手意識をずっと持っていたんですよ。
それなのに、今では文章を書くことでご飯を食べているなんて、当時の私からしたら信じられないくらいです。
とにかく、ライターをしていたことで身についたいろんなスキルや知識が、ネットビジネスを始めるときに非常に役立ったので、やっていて良かったなと心から思いました。
在宅フリーライターとして働くことのデメリットは?
在宅フリーライターとして働くことは、もちろんデメリットもあります。
- 収入が安定しない
- 労働と対価が見合わない場合がある
収入が安定しない
いくら好きな時間に好きなだけ働けるとは言え、子どもの病気や学校などの行事、自分の体調不良などで記事が書けないことはよくあります。
ライターの報酬は書いた記事数や文字数に対して支払われるので、書けなければゼロです。
私も子どもたちも体調が良くて、特に時間を拘束される用事がなければ1日1記事は書けますが、いろんなことが重なると、ひどいときは1週間に2記事しか書けなかった!ということも。
決して収入が安定するということはありません。
労働と対価が見合わない場合がある
記事のテーマによっては、かなり大変なリサーチが必要になったり、添付する画像や表を自分で作らなければならなかったり、クライアントの要求に合わなかったら何度もやり直しをさせられることもあります。
大変なものだと1記事完成させるのに、何日もかかったりすることがあるのです。
書きやすい内容でも、書きづらい内容でも、単価は同じ。
ライターの場合はほとんど記事数か文字数で決められるので、「これだけ時間と労力をかけたのに、対価に見合わないな~」と感じることも正直あります。
おわりに
私がやっている在宅フリーライターの仕事について、経験をもとに概要、報酬、メリット・デメリットなどをお話してきました。
在宅フリーライターは気軽に始められるし、なんといっても好きな時間に好きなだけ働けるという魅力があり、副業としてやっていくには続けやすい仕事だと思います。
ただ、収入が安定するかどうかという点では難しいところがあります。
フリーライターの仕事をメインにするのではなく、いくつかある収入源の一つとしていつでも仕事をもらえる状態にしておくと安心感が全然違いますよ。
これから子連れでシングルマザーになる予定の方、副業やダブルワークを考えているシングルマザーの方へ、少しでも参考になれば幸いです。